祐天寺というとサワー発祥の店、もつやき「ばん」。よく通っていたのは20年前かな。駅そばに「ナイアガラ」というカレー屋もあった。
「カーナ・ピーナ」を初めて訪れたのは30年ほど前。今の場所よりやや駅近にあった。この日は中目黒で野暮用があり、ふと思い出し10数年ぶりに訪れた。
店内はカウンター6席に4人テーブル4卓に6人テーブル1卓。昔と変わらずご夫婦で切り盛り。
ランチセットは各種ドリンク付きで950円。その他単品のカレーが13種類。ここにライス、バターライス、ナン、チャパティ、パロタなどを組み合わせて注文。辛さはマイルド、セミホット、ホットの3つからチョイス。昔はベリーホットなどもっと組み合わせが多かった。しかしこの辛さの段階で充分。マイルドでも相当辛いのだ。
「チキン、バターライスMサイズで、セミホット。それとシークカバブをお願いします」
開店と同時に入店。その後客が徐々に入店。テイクアウトの客もちらほら相変わらずの人気店だ。
「はい、お待ちどうさま。カバブは少し待ってね」
ターメリックのバターライスに干しブドウ、玉ネギのアチャール。褐色のカレーはチキンタップリ。そしてカレーを一口。
「メッチャ辛~い。でもメチャ旨い」
スパイスのバランスよく、軽やかな旨味。ホロホロの鶏肉にソースが染みていて抜群。セミホットだけど、これ「デリー」カシミールより辛いんじゃないかな。額から薄っすらと汗が滲む。
シークカバブはややパサついているけど、スパイシーで肉々しいワイルド感。これもいいね。
久しぶりに食ったけどやっぱここは優れてるな。
〈店舗データ〉
【住所】東京都目黒祐天寺2-17-9 電話03-3710-5483
【営業】11時30分~15時 17時~22時
【休日】月
【アクセス】東急東横線「祐天寺駅」から徒歩4分