早稲田「吉田チキン丸鶏食堂」キアヌリーブスが立ち寄ったラーメン屋を訪ねて、何故かトマトバターチキンカレーを食す。


キアヌリーブスが、映画の最新作『ジョン・ウィック・パラベラム』のPRのため、来日していた頃。友人のカメラマン鵜沢昭彦さんが、FBに「なぜだか、弊社スタジオの横にキアヌリーブスが! 危なく車で轢きそうになってしまったよ」とのiPhoneで撮った写真を掲載した。彼は早稲田鶴巻町にカメラスタジオを構えている。

※写真はカメラマンの鵜澤昭彦さんから提供してもらいました。

遠目だが確かにキアヌリーブスが映り込んでいる。

「キアヌってジロリアンだったよな…」

彼は来日すると二郎系のラーメン屋に出没すると言うもっぱらの噂。鶴巻町界隈の二郎系の店を思い浮かべた。

「この辺だと『眞久中』しかないよな…。もう絶対ここに食べに来たんだ」

と確信し、「眞久中」のご主人に確かめに出かけた。いい年こいてまるでミーハーだね。

だけど「眞久中」のシャッターは閉まっているし看板も取り外されていた。

「え! いつ閉店したの?」

悩ましい。とその横に「トマトバターチキンカレー」の看板が目に飛び込んできた。

どうやらグリルチキンを提供する飲み屋のランチメニューのようだ。他に思い当たる店がないので、この「吉田チキン丸鶏食堂」に突入した。

店内は薄暗く、奥のテーブルに通される。

トマトバターチキンカレーにはグリルチキンが2個添えてある。

「その手袋を使って手づかみでチキンを食べてください」

とのこと。手袋を装着してチキンを掴むがメチャ熱い、火傷しそうだ。それでも我慢してかぶりつく。

「ウメ~」

サクっとシットリ。何かのシーズニングスパイスに漬け込んでグリルしたようで、どこか油で揚げていないケンタッキーフライドチキンに似た味わい。

ネーミングの通りカレーはトマトが前面に出ているが、スパイスもほどよく効いていて、仄かな酸味、ややバターのコクもありこれも旨い。

「このチキンメチャメチャ旨いっスね」

「ありがとうございます」

「ところで、隣の『眞久中』閉店しちゃったんですか?」

「そうなんですよ。繁盛してたんですけどね。不思議ですよ。閉店して1ヶ月ぐらいですかね」

とのことだ。キアヌリーブスの写真は2週間前のものなので、違う店と言う事になる。そんなことを考えながら新目白通りへ進むと、途中に行列を発見。「東京麺珍亭本舗」だ。油そばでは結構古い店で、ここも二郎同様、太麺だし油ギッシュだし、キアヌリーブス好みのラーメンのような気がする。ここに来たのかな。

いやボクと同様「眞久中」に来たものの、閉店していたので仕方なく帰ったのかもしれない。

〈店舗データ〉

【住所】東京都新宿区早稲田鶴巻町555クレール早稲田1階 電話03-6273-8237

【営業】11時30分~115時 17時30分~24時

【休日】日

【アクセス】地下鉄東西線「早稲田駅」1番出口から徒歩10分 都電荒川線「早稲田駅」から徒歩10分

東京都新宿区早稲田鶴巻町555

「早稲田「吉田チキン丸鶏食堂」キアヌリーブスが立ち寄ったラーメン屋を訪ねて、何故かトマトバターチキンカレーを食す。」への2件のフィードバック

  1. 眞久中さんですが、正確には移転のため休業中ですよ

    早稲田の地では閉店、ということになりますが

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