駅前の「談話室ニュートーキョー」でモーニングを食べながら、ぼんやり窓外を見ると大きな中華料理屋のビル。昔々、鶯谷に住んでいた頃から知っていた店だけど、一度も入ったことがなかった。
ある日友人と訪れた。1階はテーブル席、地下、2階以上は個室になっていて、大きな宴会も対応できる造りになっている。
メニューは思いつくものがだいたい揃っていても悩む。
麺類も考えたが、炒め物を中心にオーダーした。
「五目豆腐うま煮」中940円は、プルプル絹ごし豆腐、タケノコ、豚肉など柔らかに炒め煮されたもので、醤油とオイスターソースの穏やかな味付けで美味しい。
ただ、もう少し熱々だったら申し分がない。
「青梗菜のとり油煮」中840円は、文字通り、昔は鶏油で炒められていたろだろうが、これはサラダ油炒めだと思う。青梗菜、鶏肉、ハムが塩で炒め煮されたもので、シンプルな味わいでこれも美味しい。
「焼き餃子」520円は、厚めででやや弾力のある皮はカリっとモチモチ、恐らく自家製。
歯ごたえが心地よく、旨味の肉汁がやや滴るが、ちょい薄味なので、タレにしっかり絡めたほうがいい。これも旨い。
「小龍包4個」520円は、プルンとした繊細な皮に包み込まれた餡は、肉汁がたっぷり溢れる逸品で、下手な専門店よりこれは旨い。
客層は老婦人、ご隠居がちらほら、この味わいなら、もっと賑わってもいいのになって思った。すべて美味しかったです。
〈店舗データ〉
【住所】東京都荒川区西日暮里2–18–3 電話03–3801–8520
【営業】11時~23時
【休日】無休
【アクセス】JR山手線「日暮里駅」東口から歩1分