スープカレーに出合ったのは20数年前になるか、札幌の「木多郎」、「スリランカ狂我国」、「アジャンタ」、「マジックスパイス」などの店で洗礼を受けた。当時は30数件ほどしかなかったけど、現在150店舗は超えているのかな。東京にブームが来たのはボクが「横濱カレーミュージアム」で名誉館長をしていた頃、札幌の「マジックスパイス」に出店してもらったが始まりだと思う。
この「ガネー舎」はスープカレーの元祖「アジャンタ」系列の店だ。この日、新橋で打ち合わせを終え、ふと頭をよぎった。
「そういえば、ガネー舎ずいぶん行ってなかったな」
ということでお伺いした。ちなみにこの店は入口が2か所あるので覚えておこう。
今回オーダーしたのは「とりなすカリィ」1150円。
色鮮やかなピーマンにナス、その下に半身のニンジン、鶏のモモ肉が1本丸ごと入っている。スープカレーはどこも具材が大きくダイナミックだ。ターメリックライスの中央には桃色のラッキョが可愛らしい。
スープを一口、旨味充実でほどよくスパイシー、仄かな甘味が隠れている。
鶏肉は実に柔らか、ターメリックライスとともに頬張ると食欲が徐々に加速する。やっぱボリュームの具材なので満足満腹。スープカレーを食べるたびに思うんだけど、どこかつけ麺のスープに似ていて、麺を浸して食いたくなるのはボクだけだろうか。
〈店舗データ〉
【住所】東京都港区新橋5–12–2鴻盟社ビル地下1階 電話03–3433–0309
【営業】月~金11時30分~15時 月・火 17時30分~20時45分 水・木・金 17時30分~21時30分 土11時30分~14時
【休日】日・祝
【アクセス】JR「新橋駅」烏森口出口から徒歩6分