昔から知っていた店だったけど、まったく入る勇気がなかった。
連れと2人で歌舞伎町に用があり、昼飯時にさしかかる。「五十番」の店先に行くとすごい行列。どうやらピンサロの順番待ちのようだ。
「ピンサロに行列って凄いね、ちょっとワケわかんないな」
「なぁ、ココ入ってみようか? そう決意した日じゃなきゃなかなか踏み込めないからさ」
「そうだな、突入するか!」
ということで店内へ。70前後のおばちゃんと厨房にはそのご主人と思しき人物。客は2人だけだった。
※表の行列、わかるかな?
「すいません。餃子と広東麺とニラレバ炒めお願いします」
「は~い」
最初に「餃子」400円が運ばれてきた。フライパンの焦げが移っていてあまり見た目が良くない。期待せずに一口。
「この餃子旨いぞ」
「ホントだ、これいいね」
見かけとのギャップに驚いた。カリッとシットリ、旨味が充実、美味しい。
次に「ニラレバ炒め」500円+「ライス」200円。ニラレバというよりレバーキャベツって感じ。そして一口。
「旨め~、これ食ってみ」
「味付けいいな。塩気と旨味のバランスがバッチリだな」
この界隈の「レバニラ」を出す中華屋でもダントツの美味しさだ。
次に「広東麺」650円。醤油ベースの餡かけが定番だけど、ここのは塩ベースですっきりとした見た目。なぜか細かく刻まれた玉子焼きデコレート。
「こんな広東麺見たことないな…」
連れが食べ始めると、
「おい、メチャ旨いぜ。なんだこの店、もっと早いうちに入っとくべきだったな」
スープのほどよい旨み、ツルっとしたストレートの細麺が、塩味の餡と絡まって抜群の美味しさ。
いやいや良い意味で裏切られた。もうここに通って、全部のメニューを制覇しなきゃ、って気分だ。怪しい歌舞伎町に正しい味の中華「五十番」、侮って申し訳なかった。
〈店舗データ〉
【住所】東京都新宿区歌舞伎町1–15–1 電話03–3200–3510
【営業】11時30分~21時
【休日】水曜日
【アクセス】地下鉄丸ノ内線「新宿駅」から徒歩3分 西武新宿線「西武新宿駅」から徒歩4分 JR「新宿駅」東口から徒歩5分 地下鉄大江戸線「新宿西口駅」から徒歩7分
私もここ多分外すんだろうなと思って入らずにいたのですが、
いいですねぇ〜コロナの時期もやってて、昼間からビール飲む店として使わせて頂きます。
テレ朝の刑事物見ながらビール2本飲んでしまいました。
以来、新宿に来たらもうここですね。
歌舞伎町に行くたびにお邪魔してる店です。いいですよね。