新大久保の横丁にある南アジアンエスニック街に、スパイス屋「グリーンナスコ」が昨年の5月に火災に見舞われたようだ。若干改装が進んでいる風情だった。
そのはす向かいの地下に和食居酒屋「越路」があり気になっていた。
異国人に席巻されてしまった新大久保の古き良き原風景をとどめる「越路」を初訪問する。
店内はサラリーマンで賑わっていた。この日は仕事仲間と一緒だった。
「アジフライと生姜焼きお願いします」
お年を召したご夫婦で切り盛り、実に丁寧な接客で気持ちがいい。
ランチメニューは13種類。魚系が多く、その他小鉢が100円で3種類ある。
アジフライは三枚におろした切り身のフライが2つ。たっぷりのサラダと小鉢はがんも煮と糠漬け。
アジフライはサクっとフワフワで鮮度がよく、下味がきちんと入り実に美味しい。
生姜焼きはロース肉が4枚とボリューム満点。仄かな生姜風味で、砂糖の嫌味な甘さがなく一切なく、これも旨いな。ただロースに少しばかり焦げ目があった方がベターかな。
がんも煮の味付けもよく、野菜やたんぱく質などバランスが素晴らしく、完璧な定食と言っていいだろう。もっと早くに来るべきだった。今度は夜に訪れるかな。
〈店舗データ〉
【住所】東京都新宿区百人町2-4-7 電話03-3367-2486
【営業】11時30分~14時 17時~23時
【休日】日
【アクセス】JR山手線「新大久保駅」から徒歩2分