ニューフジヤホテルを後にして、車中でどこに行くか検討し果たして小田原城へ向かった。
桜は八部咲きって感じ。天守閣から城下を望んだ。たまにはこういうのもいいね。
そして平塚の「老郷本店」へ。前にもこの寄ったが臨時休業で、系列店の「花水老郷」で平塚のソウルフードのタンメンを食べた。だけどやはり本店を制覇しなければと訪れた。開店前、先客が3人ラッキーだった。極めて丁寧な接客。
花水老郷と異なり、メニューはタンメンと餃子の2種類だけ潔い。店内はコの字カウンターの12席。2人、4人テーブルが各1卓のスペース。あっという間に満杯で表にも行列が出来た。
厨房には職人さんが2人、仕事がメチャメチャ丁寧で感心する。
平塚のソウルフードとして人気を博すタンメンは一般のものとは姿かたち、味わいは全く別物だ。
スープは極めて端麗で、軽やかな旨味と酸味で彩られている。カンスイが添加されていない細麺はどこか冷や麦の食感に似ている。
「これ旨いな~」
たっぷりのワカメはこのラーメンにピッタリ。メンマはあるがチャーシューはない。
「どうよ、このタンメン」
「いや~初めて食べる味わいだな」
仄かな酸味が食欲を加速させる。卓上のラー油を垂らすとまた旨い。唯一無二のタンメンといっていい。
また餃子が実に美味。恐らく玉ねぎと豚ひき肉で、カリっとした舌触りで中の餡がシットリ熱々。
やはり本店はちょいレベルが違うなと感じた。
〈店舗データ〉
【住所】神奈川県平塚市紅谷町17-23 電話0463-21-3658
【営業】11時30分~22時
【休日】月
【アクセス】JR東海道本線「平塚駅」西口から徒歩2分