昔、西永福の「スぺキエ」というカレー屋に寄ったとき、隣にあるカレー屋が気になっていた。ある日訪れたら店がなくなっていた。
「閉店したのかな…」
調べたら幡谷に移転していた。
モダンな外装、店名はどこにもないが、看板にウミネコのオブジェ。店内は縦長で、木彫の幅の広いカウンターが10席と2人テーブルが1卓。
メニューはチキン、ポーク、ひよこ豆、キーマカレーの4種類だ。2種盛りもできるので、
「ポークとキーマのセット」1200円にした。
「お飲み物は」
「ラッシーで」
「飲み物は食後にしますか」
「先に出してください」
まずはサラダでちょい血糖値の上昇を抑える。
カレーは手前がポーク、時計回りに玉ねぎ、キャベツのアチャール。中央上にターメリックライスにキーマ、ミツバの真ん中に卵黄となっている。
ポークはちょい甘口で穏やかな味わい。
キーマ旨味ほどよくややスパイシー。
全体的に何かのスパイスが突出した感じがなく、どれも味わいがマイルドだ。
よって卵黄を崩していただいても、マイルドな味わいをオブラートに包んだように、一層穏やかさが増幅するといった趣だ。
〈店舗データ〉
【住所】東京都渋谷区幡ヶ谷1–32–16 電話070–6972–3103
【営業】12時~15時 18時~21時
【休日】月
【アクセス】京王新線「幡谷駅」南口から徒歩1分
東京都渋谷区幡ヶ谷1–32–16