「小野ちゃん3月の10日空いてるか。知り合いがカレー屋オープンするんだよ」「大丈夫だよ。何時?」
「10時にうちの店の前に来てくれよ」
と柏にある「のんどころ庵」の主人、友人の坂口から電話があった。なにやら常連客が常盤平に3月10日にカレー屋をオープンするらしい。彼は柏界隈で派遣業のかたわら3軒バーを経営しているらしいのだ。
「庵」に行くと洋酒製造コンサルの細井さんと、大手中華料理チェーン海外推進部に努め、カレーマイスターでもある鈴木さんとお会いして、4人で坂口の愛車アルファロメオ147(2.0ツインスパークセレスピード)に乗って「かみ村」を目指す。このクルマ4人乗ってもすいすい走り、ハンドリングもいいし、コーナーも全くブレない、いいクルマだ。
店先には開店祝いの生花がデコレーション。店内はカウンター5席に4人テーブルが3卓。奥左手の個室には2人、4人テーブルが各1卓あった。
「おめでとう。彼が小野ちゃん」
「初めまして。わざわざお越しいただいてありがとうございます」
と店主の上村さん。30半ばと言った感じ。
メニューは赤カレー。白カレー。昔カレー。焼きカレー。おこさまカレーの5種類。トッピングは7種類で辛さは5段階ある。
「このシートにご記入ください」
と女性スタッフから細かく指示をいただく。
細井さんは赤カレー、ピクルス付き辛さ大辛。鈴木さんは白カレー、ピクルス付き野菜、辛さ普通。坂口は昔カレー、ヒレカツ、ピクルス付き辛さ普通。ボクは赤カレー、目玉焼きピクルス付き辛さ中辛。となった。
本日開店したばかりなので、厨房は大慌て。ちょい待たされた。店内は満席になり、表にやや行列となる。
まずは鈴木さんの白カレーを一口。
「美味しいね」
「なんだか見た目が豚汁ぽっいですね」
と細井さん。確かに豚汁風情、和ダシがしっかり効いていてほどよくスパイシー、これは美味しい。どこか荻窪の「平日昼だけ」のカレーに通じるものがある。
坂口の昔カレーはいわゆる洋食系の味わいで、いいトロミ加減。これ毎日食べても飽きの来ない美味しさだ。
そしてボクの赤カレーは、軽やかで少々の甘味と仄かな酸味があり、これも旨い。
若干のカルダモンの風味を感じるけど、どのスパイスも突出せず、バランスのいい味わいだ。3種類ともよく考えられたカレーと言っていい。とにかく美味しかった。
この店はどの駅からも遠いのでなかなか来れないけど、再訪問して色々なトッピングを楽しんでみたいな。
〈店舗データ〉
【住所】千葉県松戸市小金原7-18-13 電話047-393-8611
【営業】10時30分~15時
【休日】日
【アクセス】新京成線「常盤平駅」北口から徒歩25分 常磐線「北小金駅」南口から徒歩35分