「釣りあじ食堂」を後にして、二次会はここも前々から気になっていた「おでんと酒まる」を訪れた。
店内手前におでん鍋を囲むカウンター席が3席に、その奥が一段高くなったカウンターが5人席のスペース。常連客が4人ほどくつろいでいた。
「熱燗二号お願いします」
70前後のご主人が1人で切り盛り。穏やかな方で、店内が醸す暖かな空気感が実に心地よい。
目の前にはおでん鍋、お通しは海老焼きとはいいね。
「スジありますか」
「牛スジですか」
「いえ、サメのすり身の」
「終わっちゃったのよ」
「じゃダイコン、玉ネギ、つみれ、シラタキお願いします」
鍋から手際よく具をすくい、とろろ昆布と鰹節を添えて提供される。
いいダシで、嫌味な甘味がなく実に旨い。体が温まるな。客はテレビを眺めながら杯を傾け、常連客同志番組の内容を肴に語らう。
そしてごぼう巻とウインナー、熱燗を注文。いろいろと食べたかったが2軒目なのでひかえた。
大久保ながら騒がしい客も居なく、誰もが穏やかで心地よい流れに身をまかす。近所の「瀧元」も素晴らしい居酒屋だけど、ここもいいな。
「ごちそう様でした」
「またお願いしますね」
次回はゆっくりと酒とつまみを楽しみに来よう。
〈店舗データ〉
【住所】東京都新宿区百人町1-24-17 電話03-3371-2586
【営業】17時~翌2時
【休日】日
【アクセス】JR総武・中央線「大久保駅」南口から徒歩1分