千石「もつやきはる」整然とした美味しいモツ焼き。


ボンボン社長が「ロータス・エキシージ350スポーツ」で、ボクの家まで来てくれて試乗させてもらった。コルベットスティングレー(64年式)、フェラーリマラネロ、ランボルギーニガヤルド、ジャガーEタイプなどなど、色々な車に乗らせてもらったけど(当然すべて金持ちのクルマ)、ロータスに関してはロータスヨーロッパに乗って以来だな。

地面に這いつくような車高、エキゾーストの爆音、インパネは余計なものが付いていなくて潔い。走り出すとトルクか太くてビックリ、一般道では3速以上入らない。試しに吹かしてみるとカっ飛んでいく、コーナーは怖くてアクセルを踏み込めなかった。時速100㎞までの到達時間が3.9秒と凄まじい。当然電子制御だけど、なんだかキャブ車に乗っている懐かしいフィーリング、ブレーキは足の力で止める感覚だった。新車で今時こんなスポーツカーはロータスぐらいじゃないかな。メチャ楽しかった。

クルマをボンボン社長の自宅に留めて、電車で千石駅へ。彼が前から気になっていたという「もつやきはる」を訪れた。

店内は先客3名。50歳ほどの寡黙なご主人テキパキと仕事をこなす。キリンクラシックラガーで乾杯。

まずは「たたきキュウリ」。

モロミを付けてパクリ、モロミマヨネーズでパクリ、いいね。

ホッピーセットに切り替える。クラッシュアイスのフローズン焼酎、赤羽の「米山」のようだ。これ酔いそうだな。

シイタケは旨味充実。

レバー、タン、シロは鮮度が抜群、歯触りもしっかりしていて塩で十分に美味しい。焼きトン屋ってもう少し雑多な風情だけど、ここはどこか整然としている。客も物静かで、ボンボン社長とは小声でしゃべっていた。

「モツカレー気になるけど、ご飯はいらないんだよな」

「すいません。モツカレーはライス抜きさてできますか?」

「大丈夫ですよ」

ボンボン社長は気か効くな。

モツカレーはサラリとして口当たりで、パウダーのざらつき加減が自家製の証で、カレー粉だけでこしらえているのだろう。余計な味付けがされていなくて実に潔い美味しさだ。歯ごたえのあるシロなどのモツがまた旨い。

「ここいいね」

2人次の店へ行くためここを後にした。今度はもっとゆっくり楽しみたい。

〈店舗データ〉

【住所】東京都文京区千石4-42-12ローレルハイツ103

【営業】17時~23時

【休日】不定休

【アクセス】都営三田線「千石駅」A4出口から徒歩4分 JR・都営三田線「巣鴨駅」から徒歩8分


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