前から気になっていた店だったけど、なかなか行く機会がなく、やっと訪れることができた。開店ちょい前に行ったらすでに2人並んでいて、あれよあれよと列ができる。
店内は右手にカウンター6席に左奥に4人のボックス席となっている。
事前の知識が全くなく、メニューを見てもどれを頼んでいいのやら。とりあえず「豚、大根、ザー菜」450円の水餃子が定番のようなので、これと「鶏、白菜、生姜」450円の水餃子、そして聞いたことのない「ラゲーライス小」600円をオーダーした。店員はすべて女性、客も9割が女性でちょいカフェに来ているようで落ち着かない。
卓上の調味料を一つ一つ味見をする。黒酢は酸味が穏やかで旨味があり、これ美味しい。辣油のような餃子のタレは、どこか食べるラー油のような辛味とニンニクの風味、これもいい。緑色のものはてっきり柚胡椒かと思ったらまるで別物、どうやらカレーの元ダレのようで、あまり辛くない青唐辛子のような、味わいはインドのホッとマンゴーチャトニにそっくり、確かにカレーの風味を感じる。いや~なかなか吟味されている。
手前が鶏、奥が豚の水餃子。独特な形状は上海でよく食べたワンタンにソックリ。ボクがワンタンを作るときもこの形に整えている。皮は全粒粉のようだ。
鶏は形容しがたいけど、美味しい味付け。
豚はオーソドックスな水餃子の味わいながら、皮がモチモチで美味しい。小皿に黒酢、餃子のタレ、カレーのタレを混ぜたものに、付けていただくとまた旨い。
ラゲーライスはキクラゲに金針菜、玉ねぎ、ホロホロに煮込まれた豚肉にアクセントに青唐辛子の酢漬け。針生姜にみじん切りのナマスのようなもの。一口いただくと、
「旨い!」
これ美味しい。台湾や福建の屋台で食べたご飯に似た風味。どこか中華丼のようだけどまるで別物。とにかく美味かった。いや~実にオリジナリティにあふれている。全部のメニューを制覇しなき。
〈店舗データ〉
【住所】東京都渋谷区西原3–21–2 電話03–6407–8813
【営業】11時30分~23時
【休日】なし
【アクセス】小田急線「代々木上原駅」東口から徒歩1分