池袋「寿司ゆう」久しぶりに感動した寿司屋。仕事物が半端じゃない、その上リーズナブル。 絶妙な〆具合の〆鯖、自家製カマボコ、煮穴子、なにをいただいても大満足。


「バラエティー寿司」とは、我々の仲間内の造語だ。バラエティーとは寿司や刺身以外に気の利いた肴や大衆酒、いわゆる酎ハイやお茶割などを豊富に取り揃えている店のことで、飲兵衛にはありがたいんだよね。江戸前の仕事物を中心に提供する、高価な寿司屋もたまにはいいけど、気の利いたつまみで過ごすのが何よりも心地いい。まして寿司屋の魚は間違いなく旨いしね。

寿司屋然とした好きな店は、四谷荒木町の「寿司金」、築地の「司」、浅草の「三松」、早稲田「安兵衛」、八丁堀「三喜鮨」、池袋「丸銀」かな。バラエティーだと新宿「吉野寿司」、中野「英寿司」、新井薬師「ねぶた寿司」、下落合「大竹」、池袋「柳」、門前仲町「太陽」など。

池袋西口キャバクラ街の裏通りに面した一軒の寿司屋「ゆう」。

この店に連れて行ってくれたのは、「ポルシェケイマン981」と「ポルシェ911カレラ3.2」のマニュアル車2代を所有するボンボン社長だった。子供の頃から高価で美味しいものを食べ続けている鍛錬された彼の確かな舌には、いつも感心させられていた。

最初はベロンベロンに酔っ払っていたので、あまり記憶がなかったが、改めて社長と「豊田屋2号店」で安酒を飲んだあと、

「この間行った寿司屋行きましょうよ」

「いいね」

店内はL字のカウンター12、3席ほど。とりあえずお茶割をたのむ。

「生海苔巻1本下さい」

生海苔をシャリで巻いてウズラの黄身をちょい垂らした代物で、これが乙な味なのよ。アイデアがいいね。

「今日ネギカマボコありますよ」

「カマボコって手作りですか?」

「そう、滅多に作らないけど」

登場したのがご覧のもの。

市販のカマボコとは桁違いに旨い。嫌味な甘さは一切なく、魚の風味が生きていて、フワフワプルンプルン。

「これ、メチャメチャ旨いわ~」

山口の『宇部カマボコ』が世界一美味しいと思っていたけど、この大将は味覚、技が優れている。また握りの「〆鯖」、「コハダ」の塩と酢の塩梅が絶妙でこれも実に美味しい。

その他「鯵」、「白焼きのウナギ」、「煮穴子」どれもバツグン。

一般の煮穴子は薄く味付けされてツメでいただくのが王道だけど、ここはちょい佃煮風、濃厚な見た目とは裏腹にサッパリとした味わいに酒が進む。

※白子焼き

※タコの吸盤焼き

※ぬか漬け、塩梅よし。

まあ、とにかく驚かされた。

この池袋の地で20数年営んでいるそうだけど、全然気がつかなかった。ご夫婦2人で切り盛りされていてアットホーム、久しぶりに寿司屋で感動してしまった。もう毎日でも通いたい。

〈店舗データ〉

【住所】東京都豊島区池袋25梶ビル1階 電話0359928205

【営業】18時~2時30分

【休日】日・祝

【アクセス】「池袋駅」C6出口から徒歩2分・「池袋駅」西口から徒歩5分


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