「小野ちゃん、たまには青山で打ち合わせしない?」
デザイン事務所の社長からの連絡だった。
指定されたのは骨董通り沿い「ニッカウヰスキー本社」の斜向かいの2階だった。
「小野ちゃん、たまには青山で打ち合わせしない?」
デザイン事務所の社長からの連絡だった。
指定されたのは骨董通り沿い「ニッカウヰスキー本社」の斜向かいの2階だった。
御茶ノ水にある「ジャズオリンパス」の小松さんと編集者Mと3人で飲むことになった。
指定された場所は神田「浜貞」という店。Mとは長い付き合いでちょくちょく飲んでいるけど、小松さんとは初めてだ。
池袋駅西口交番前で7時30分に待ち合わせ。友人2人のボンボン社長が現れる。友人といっても随分年下だけど、この2人は某名門私立の小・中・高の同級生、なぜかその仲間に加わっている。
「どこいきますか?」
「う~ん、この間「千登利」だったから、「豊田屋」にしようか、う~ん」
3人思案する。
「たまには別のところにしましょうか」
とあたりをプラプラ。ここでもない、あそこでもないと徘徊。
「ねぎま鍋」がメニューにある店は数少ない。