高田馬場「とん太」とんかつの名店


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高田馬場駅から徒歩5分。新目白通り沿いにある「とん太」は密かに健啖家をうならせるトンカツ専門店だ。主人は職人というよりは芸術家然とした風貌。伺えば自らクラリネットを奏で、ともに店を切り盛りする女将はチェロをたしなむクラシック愛好者なのだ。また、陶芸も玄人跣(はだし)で、座敷の棚には2人の作品がずらりと並んでいる。

方々の店を巡ってきたけど、ここのトンカツはとびきり味わい深く、訪れるたびにウットリとさせられる。

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ここのトンカツは生パン粉でモチ豚のロースを包み、コーン、サラダの混合油で160~170度でじっくりと上げている。その口当たりはサクサクの衣の中、赤身と脂身の絶妙なバランスに下処理された肉のシットリとした柔らかさに驚かされる。

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小ぶりなすり鉢で白、黒ゴマを当たり、様々な香辛料が独自にブレンドされたウスターソース、トマトケチャップなどで好みのソースを用意し、まずは揚げたてのトンカツをそのまま頬張り、またはテーブルに常備されている粗塩などで一口、そしてオリジナルソースでまたパクリ。熱々のご飯とともに味わえば、今まで出合ったことのない美味しさにやみつきにさせられること間違いなし。

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また秋から冬にかけて旬の「かきフライ」も見逃せない。ほどよく火の通ったふっくらジューシなカキのたまらないこと。揚げ加減がとにかく見事なのだ。


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