そんなに自由が丘に縁があるわけじゃなく、限られた店しか知らない。このブログでも前に書いている、「自由が丘デパート」の3階にあった「自由が丘餃子センター」は、すでに閉店してしまっているけど、餃子と言ったらココしか知らなかった。
「けっこう古い店で、お袋の実家に寄ったとき、たまに食べてたんですよ」
と友人のボンボンの若社長からの情報だった。
半地下にある店内はカウンター10席といったところ。「焼き餃子」、「水餃子」、「焼きそば」、「お新香」、「ライス」と飲み物だけ。
「焼きと水餃子は中身違うんですか?」
「一緒なんですよ」
と、従業員か、ご主人の娘さんと思しき人。
両方オーダーしようかと思ったが、中身が一緒なら、ということで「焼き餃子」700円+「ライス」200円を注文。70過ぎのご主人は注文を受けてから皮を伸ばし、一個一個丁寧に餡を包み始める。
餃子は10個、えのきの味噌汁、キュウリとタクアンのお新香、ライスとなっている。
小さくて平たい形状の餃子を一口「美味しい!」。皮はパリっというよりは、柔らかにシットリ、酢醤油に浸していただくとさらに美味しい。やや野菜多めの餡は旨味ほどよく滑らか、これメチャメチャ旨い。
10個じゃぜんぜん足らない、もう1皿欲しい、いや永遠に食い続けられる、そんな餃子だ。
隣の客は「焼きそば」と一緒に餃子をパクついている。次回は餃子2皿に焼きそばに決まりだな。
〈店舗データ〉
【住所】東京都目黒区自由が丘1–13–9 電話03–3717–6072
【営業】12時~21時
【休日】月曜日
【アクセス】東急大井町線・東横線「自由が丘駅」から徒歩2分