飲食関係の知人から飲み会の連絡を受け、やっと都合をつけて築地に舞い降りた。集合場所は最近大阪から進出してきた「スパイス食堂サワキチ」だった。
この界隈はいつも来ているところで、この店の並びに「東都グリル」があり、最近ここでカツカレーを食べに行ったとき、出来立てホヤホヤの店舗を発見し気になっていた店だった。
外観は開放的で、店先ではいま流行りのタピオカティーをテイクアウトもする専門店も併設されている。
先についてしまい、メニューを見るとサッポロの赤星(ラガービール)が目に止まる。
このビールはスグレモノで、なぜかラーメン屋で多く見受けるブランドなのだ。
しばらくすると知人たちが揃い乾杯。とりあえず、片っ端から注文する。
まずはラー油セロリをつまむ。
そして自家製スパイシービーフジャーキーこれよく出来ている。
麻辣水餃子は白湯スープに辣油、小さめの水餃子が5、6個、これ美味しい。
スパイス焼き餃子は唐辛子に覆われた羽は、パリッとモチモチ、餡は肉と野菜のパランスよく実に美味。
鶏の唐揚げをちょいつまみ、レモンサワーに切り替える。
麻婆豆腐は仄かに甘味があり、豆板醤、豆鼓醤の他、多めの甜麺醤が使われているようだ。
そして待望の「三種あいがけカリー」は麻婆キーマ、魯肉スパイスキーマ、海老スパイスカリーの三種。麻婆キーマ、魯肉スパイスキーマともどこか似通った味わいでちょい判別が出来ない。かろうじて海老スパイスカリーがカレーらしかったが、美味しいけど、果たしてカレーと言える代物なのか疑問だった。
フィニッシュはカリー麻婆麺。麻婆カリーにたっぷりの一味唐辛、これを徹底的に混ぜて食らいつく。
これも麻婆の味わいが前面に出て、カレーの様相は希薄、これは麻婆混ぜそばだね。ややストロークの短い太麺とよく絡んで美味しいな。
前述の通り、カレーと思って食べるとちょい拍子抜けするが、麻婆を基軸にした料理として考えると腑に落ちる。
〈店舗データ〉
【住所】東京都中央区築地6–21–4大長ビル1階 050–5597–5186
【営業】11時~15時 17時~24時
【休日】不定休
【アクセス】地下鉄比谷線「築地駅」1番出口から徒歩5分 地下鉄大江戸線「築地市場駅」A1出口から徒歩4分