この店に寄るのは1年に1回かな?
「ああ、今日はどうしてもオニギリが食べたい」
という気分になることはない。オニギリって日常の食べ物なので、お腹が空いて傍らにあれば頬張る、というものだろう。
大塚に寄った時は、「洋食GOTO」、カレーの「ホーリーヘッド」、「世界飯店」、「北大塚ラーメン」、夜なら「カッチャルバッチャル」と決まっている。だけどふと、
「フワっとしたおにぎりもいいな」
で「ぼんご」を訪れる。昼時店は店内で行列、いつも賑わっている。
オニギリのメニューはなんと50数種類ほど、すごいね。お米は新潟のコシヒカリだ。この日は「3個とうふセット」820円、とうふとは味噌汁のこと、「焼きたらこ」、「あさり」、「鳥唐揚」の3種類を注文した。
注文を受けてから、オニギリ型にご飯を軽く入れ、中央に具をふんだんに詰め、軽く握って海苔で巻く。その見事な手さばきを眺めているだけで食欲がそそられる。
頬張ると手からほどけ落ちそうになる柔らかな握り、焼きたらこは特筆するものはなくそのままの味。
あさりはちょい甘辛い、いわゆる佃煮。
ことのほか旨いのが鳥唐揚。天むすのように丸のまま入っているのではなく、唐揚げは細かく刻まれていて、ちょいオイリーで塩気、旨味が充実。
オニギリ3個で丼飯2杯ほどのボリュームがあるのでお腹一杯になる。
変わったメニューでは「卵黄の醤油漬け」。なんだかわからないメニューとして「ままけは」、「味の花」なんてのがある。
〈店舗データ〉
【住所】東京都豊島区北大塚2–26–3金田ビル1階 電話03–3910–5617
【営業】11時30分~24時(月~金ランチ11時30分~15時30分)
【休日】日曜日
【アクセス】JR山手線・都電荒川線「大塚駅」北口から徒歩2分