この中華料理屋はボクが物心つく前からあった。初めて訪れたのは20歳前後。「ロサ会館」に「アダムスアップル」というディスコがあった頃だ。
名物は「ターローメン」900円。味わいは酸味のない酸辣湯にちょい似ていて、薄味、ほどよい旨味で麺に餡かけが絡みついて美味だ。その他「肉片炒飯」900円はたっぷりの肉とネギ、これ美味しい。
「炸醤麺」900円は、茹で麺を軽く水洗いし肉味噌餡をかけたもので、日によるがちょい塩辛いときもある。
基本この店は昼しか来たことなかったけど、友人に誘われて初めて夜におうかがいした。
1階はカウンター7席のスペースだが、飲みの連中はゆったりとした2階へ。このスペース妙に落ち着く。酒のつまみにいいのが「餃子」480円。
これといった特長はないが小ぶりで香ばしく酒のアテにはもってこい。
そして「蒸し鶏」450円これめちゃ旨。恐らく油で揚げた骨付き鶏を冷ましてからセイロで蒸したものだ。これ香ばしくてシットリ、にんにく醤油ダレが抜群の相性だ。
また「キュウリのたたき」380円もいい。店員は台湾や中国の人のようで、特有のゆるい接客がヘンに気を使わずに心地よい。この店は断然、夜飲みがいいと思うな。
〈店舗データ〉
【住所】東京都豊島区西池袋1–23–4 電話03–3985–0734
【営業】11時30分~14時30分 17時~24時
【休日】不定休
【アクセス】JR・私鉄・地下鉄各線「池袋駅」西口・北口から徒歩3分