中野富士見町「白龍」住宅街にある人気の餃子。


タンメンと餃子って、なんでこんなに相性がいいのだろう。

カリっとした餃子を頬張りながら、野菜の旨味がたっぷり解け込んだ塩スープと麺をすする幸せ。これを交互に繰り返すひと時がたまらない。また、餃子が先に来ても、タンメンが先に来てもダメ。どっちも同時にテーブルに並ばなきゃ、このパラダイスは成立しないのだ。

巷に数多ある中華料理屋で、ラーメンは美味しいけど餃子が冴えない。また、餃子は旨いんだけどラーメンがいまひとつ、そんな店を多く見受ける。ましてタンメンも餃子も申し分なしなんて、この黄金の組み合わせが両立している店って、そうは滅多に出合えないものだ。

東京メトロ丸ノ内線「中野富士見町駅」から中野通りを笹塚方面へ。「方南通り」を渡った左手に、餃子で人気を博す「白龍」が現れる。徒歩で10分といったところだろうか。

「昔は新宿の南口でやってたんですよ。男性のお客さんが多かったんでね、ニンニクをけっこう効かせたクセのある餃子を出してたんです」

とご主人の中畑さん。新宿南口が区画整理される30年ほどまえ、この中野南台へ移転。新たな店舗を構えるにあたり、住宅街を考慮して餃子の味付けを変えたそうなのだ。

餃子の店内売りは400円だが、テイクアウトは、なんと破格の200円。これが近隣で評判を呼びブレイク。日に大量の餃子を仕込むため、手作業では間に合わず、厨房には特注の餃子製造機が設置されているほど。

さて、待望の餃子とタンメンの登場だ。

スープを一口すすると「うーん、旨い」これぞ紛れもない正調タンメンである。具は豚肉、白菜、長ネギ、ニンジン、モヤシ、キクラゲ、キャベツ少々。微かにニンニクの風味が心地よい。

「お客さんの様子を見て、タンメンの味付け変えるんですよ。お年寄りには塩薄め、若者は少々濃い目って感じで……」

なるほど真っ当な料理人である。そして餃子をパクリ、皮はパリっと中身はしっとりとジューシー。サッパリとしていながらもエッジの効いた旨味に食欲が加速する、こりゃ何個でも胃袋に収まってしまうのだ。で、あっという間に完食してしまった。

〈店舗データ〉

【住所】東京都中野区南台2-29-3 電話03-3383-7248

【営業】11時30分~20時

【休日】日

【アクセス】地下鉄丸ノ内線「中野富士見町下車」から徒歩10分


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