JR駒込駅東口を出て右手の「アザレア通り」をちょっと進み、左折したところに「ホワイトヒマラヤ」がある。この店に通ってかれこれ10年ほど。
「Bのダルバートお願いします」
「辛さどうします?」
「中辛で」
ネパール料理屋には珍しく、誰もトピ(ネパールの帽子)を被っていない。
このBセットはネパールプレートなんだけど、通ぶってダルバートと言ってしまった。ダルバートとはネパールの定食のこと。北インドではターリ、南インドではミールスなんてと呼ぶ。一般のネパール料理屋はステンレスの盆で多いけど、ここは一皿ずつ供される。
ご覧のものは一番奥が「パパドゥ」、左手奥にダルカレー、手前チキンカレー、ライスにかけられているのは野菜のチャトニのようなもの、その奥に付け合せのじゃがいものアチャールのようなものだ。
カレーは突出しがちなスパイス感が抑えられ、やや濃厚ながらさらりとした口当たりで、旨み充実。これをすべてゴチャゴチャに混ぜ合わせていただくのが旨いね。
夜のメニューはネパールならではの「グンデュルック」(発行野菜スープ)や、マチャゴルベラ」(干し魚のトマトカレー)、ちょっと珍しいものでは「シェルパ族のトゥクパ」これなんと五目煮込みそば、なんてのもある。居酒屋風情の小上がりあるので、ここででいただくのが楽しいよ。