元祖 カレー研究家 小野員裕

青山一丁目「スパイシービストロ・タップロボーン」いま巷を賑わす本場のスリランカカレー、旨し。

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ずいぶん前に南青山でデザイン事務所を構える先輩から、

「美味しいスリランカカレーがあってさ、オレ好きなんだよね」

とそんな話を聞いていた。でもこの界隈に来ると、どうしても「珉珉」が恋しくて、ナスカレー丼、ドラゴンチャーハン、餃子ばかりに気を取られ、やっと2年ほど前に1度だけ「タップロポーン」を訪ねたんだけど、いまだに記憶が曖昧。

たまたまこの界隈で打ち合わせがあり、

「もう一度確認しなければ」

「ホンダ」本社ビル裏手にある「ウィン青山」1階、飲食店街の中にある「タップロポーン」にお邪魔した。

注文したのは「ライス&カレーワンプレート」1080円。「レンズ豆のカレー」、「ひよこ豆のカレー」、「チキンカレー」の3種類。そして付け合せは「ゴトゥゴラのサンボル」(青菜のふりかけ)とピンク色に佇む「ボルサンボル」(ふりかけ)、ライスの上に「パパダム」だ。

レンズ豆はココナッツ風味で爽やかにクリーミー。

ひよこ豆はトマト風味。チキンは仄かにビターで塩気をほとんど感じないけど、これ旨いね。

やはりスリランカカレーは全てをゴチャ混ぜ合わせるのが真骨頂、旨味が相乗してより一層美味しくなる。

店によって全く違うサンボルも面白い。ここはちょいウェッティでココナッツファインの風味が効いている。

店員は全員スリランカ人のようで、店頭ではお弁当も販売している。また門前仲町にも支店があるようだけど、いずれ訪ねてみよう。

〈店舗データ〉

【住所】東京都港区南青山215ウィン青山1階 電話0334051148

【営業】10時30分~15時30分 17時~23時

【休日】日・祝

【アクセス】地下鉄半蔵門線・銀座線・大江戸線「青山一丁目駅」5番出口から徒歩2分