友人のデザイナーと新宿南口で打ち合わせを終えた。
「ラーメンでも食わないか」
「前から気になっている店があって、そこ行こうぜ」
代々木方面へ繋がる小田急線の踏切の手前に「樽製麺」がある。パッと見、小洒落た居酒屋風情だ。
店内はスタイリッシュな造りで、コの字のカウンター8席となっている。
メニューは鶏清湯の塩・醤油と鶏白湯のバリエーションとなっている。
友人は「鶏醤油」750円とボクは「特製鶏白湯」1550円をオーダーした。
鶏醤油は竹の子にネギとシンプル、光麺の風情だ。
見かけとは裏腹にスープは深い旨味で、近頃の淡麗系とは一線を画するエッジの立った味わいだ。
ストレートの細麺は低加水かな、ちょい歯触りがゴワっとした感じ、竹の子も適度な歯ごたえで美味しいね。
特製鶏白湯は肩ロースとバラ肉の焼豚が2枚に、鶏の煮蒸しか、低温調理したものだ。
スープはかなり濃厚で、料理屋の水炊きを思わせるしっかりとした味わいだ。
これかなりの量の鶏を使い、時間をかけないとここまでならないな。また化学調味料無添加とのこと。ちょい割高だけど、これは仕方ない。
具材はどれも丁寧に調理されていて、シンプルながら美味しいな。
帰りに代々木駅に寄ると、ドラマ『傷だらけの天使』の舞台になった「代々木会館」がいま取り壊されそうになっていたので、写真に収めてきた。
〈店舗データ〉
【住所】東京都渋谷区代々木2–26–2
【営業】11時~22時
【休日】無休
【アクセス】小田急線「南新宿駅」から徒歩3分 JR山手線・総武線・地下鉄大江戸線「代々木駅」北口・A3出口徒歩4分 JR各線・私鉄各線・地下鉄各線「新宿駅」南口から徒歩7分
東京都渋谷区代々木2–26–2