番組内で「甘いおかずは許さん」と題して大野勢太郎さんと対談。甘いヒジキ、甘い切干大根、甘いカレーなど、甘いもの=美味しい、的な最近の食に関して納得の行かないことへの怒りをぶつけてきました。
「曙の相撲部屋で、ちゃんこ鍋にケチャップつけて食べるのよ、酷いでしょう」
「ニューヨークの寿司屋に行ったとき、店の大将が『アメリカ人は美味しいものはわかるけど、不味いものはわからない』っていったのよ。アメリカン人の舌の感覚をよく現しているよね」
確かに、ちょっと前アメリカのメディアで「世界一おいしい料理、マッサマンカレー」という記事を読んだとき「やっぱアメリカ人は舌がおかしいよ」と思った。これと一緒。
前半10分こんな話をして、後半リスナーからその反響をもらいました。
大半が賛成でしたが食品メーカーに務めるリスナーから、
「甘いものが売れるから作るんです。売れないものは作りません」
僕もメニュー開発などに携わっていて、この意見はよく理解しています。番組内で話をし損ねたのですが、「セブンイレブンの惣菜、冷凍食品はその甘物信仰に真っ向から勝負して、ちゃんとしたものを作っています」と答えるのを忘れてしまった。
いずれにしても楽しい番組でした。大野勢太郎とは地元が一緒で、いろいろな考え方も含めて妙に親近感を感じる。前に中野の「第二力酒蔵」でお酒を酌み交わした時も楽しかった。
「今度、椎名町の『正ちゃん』(魚の旨い居酒屋)で飲もうよ」
ぜひお誘いください大野大先輩!