この店は中野にある「路傍」の常連、某印刷会社のお偉いさんのN氏から教えてもらったのが始まりで、神楽坂界隈で天ぷらが食べたくなるとたまに寄る店だ。夜は来たことないけど、ランチは20年ばかり通っているかな。創業は大正時代のようでかなりの老舗。
ちょっと前は2代目がやっていて、その頃はホントに旨かった。3代目になったばかりの頃、味が落ちたと噂になったが、最近は2代目と遜色がなくなったように思う。1階は白木のカウンターとテーブル席、2階は個室になっている。
この日はランチの「天丼」1200円だ。香の物にシジミの味噌汁、エビ、キス、メゴチ、アナゴなど。衣はサクっと中身はシットリ。ちょいキリっとした辛めのタレが心地よい。またごはんもやや固めで丼物にはピッタリの舌触り。
「美味しいね」
家でたまに天ぷらをこしらえるけど、やっぱ専門店には太刀打ちできない。
〈店舗データ〉
【住所】東京都新宿区神楽坂3–2 電話03–3260–6626
【営業】11時30分~14時 17時~22時
【休日】日・祝
【アクセス】JR中央線「飯田橋駅」西口から徒歩5分 地下鉄各線「飯田橋駅」B3、B4b出口から徒歩4分