元祖 カレー研究家 小野員裕

宮ノ前「永新」ラーメンと焼売を食す。

かなり前に舎人ライナー熊野前駅界隈をプラプラしているとき、目に留まった中華屋「永新」。課題だったので初訪問した。

店内はL字のカウンター7席。調理人のお姉さんワンオペかと思っていたら、もう1人、出前か買い出しで帰ってきたお姉さんが現れる。

中華屋のファーストチョイスはラーメンと餃子なのだが、メニューに焼売を発見。

「ラーメンと焼売おねがいします」

となった。客は地元の独り者がちらほら。お姉さんが冷凍された焼売を持ってきて麺茹で用のザルに入れて熱湯へくぐらせた。

「焼売を茹でるなんて初めて見るな…。水っぽくならないかな、電子レンジでチンすればいいのに…」などと思いにふける。

「お待ちどうさま」

まずはラーメンから。

ピシっとした醤油の潔いスープ。

ややウェーブのかかった中細麺はチュルんとした舌触り、低下水麺風情なんだけど、いつまでも伸びないのが不思議。

焼売は玉ねぎたっぷりで肉は僅か。小麦粉か片栗粉の割合が多く、いわゆる来集軒っぽい食感だ。

案の定水っぽいね、これがちょい残念だな。蒸すスペースがないので仕方ないけど、電子レンジがいいと思うな。次回は餃子とチャーハンだな。

〈店舗データ〉

【住所】東京都荒川区西尾久2-1-15 電話03-3800-0735

【営業】11時30分~14時30分 17時30分~21時

【休日】木

【アクセス】都電荒川線「宮ノ前停留所」から徒歩2分 日暮里舎人ライナー「熊野前駅」から徒歩6分