西武池袋線「練馬駅」そばにある「Coconer」で「ねりま漬物物産展」が開催された。
ここで練馬大根の本干タクアンが購入できると聞きさっそく訪れ、塩とヌカだけで作られたタクアンなどを購入した。
その足で東長崎駅へ。前から気になっていた中華「新京」を訪れた。おそらく半世紀以上は経っているだろうと思われる、ちょい朽ち果てそうな味わいの外観。先客が１人、L字のカウンター５席に、４人テーブルが２卓。
老夫婦で営まれていた。この日はツレと２人だったので、「五目うま煮」７００円＋半ライス１５０円＋モヤシそば４００円＋餃子３００円をオーダーした。
料理がサーブされるまでが、ちょい長く、ややディレクションがおぼつかない感じだけど、これは愛嬌。
モヤシそばは、色とりどりな野菜餡は軽やかな味付け。スープは柔らかな旨味、ややウェーブのかかった麺はツルンとして美味しい。
餃子は、野菜主体の餡で下味がしっかり入っていて旨い。
五目うま煮は、彩のカマボコとカニカマがなんだかチープでいい。でも味わいが家庭でこしらえた様な風情で、半ライス付きで８５０円はなんとも、といった感じ。
ラーメンは破格の３００円で五目そばでも５００円と、麺類は恐ろしく廉価なのだが、なぜか一品は他店の中華より高いのが不思議。双方を合わせて、一般の中華屋の価格になるようにバランスをとっているのかな。
でもこの店の風情、老夫婦の和やかな雰囲気が料理を美味しくしてくれるんだな。それと初老の客が食べていた赤い色合いのカレーライスが気になる。ケチャップでも入れているのかな、今度挑戦。
〈店舗データ〉
【住所】東京都練馬区旭ヶ丘１–５–６ 電話０３–３９５３–８９５１
【営業】１１時～２１時
【休日】火
【アクセス】西武池袋線「東長崎駅」から徒歩８分 西武池袋線「江古田駅から徒歩１０分