和光市駅がかつて「大和町」という駅名だったころ、南口の駅前通りに平屋の県営住宅が立ち並び、北口から荒川方面には養豚所などがあったと記憶している。
「濱松屋」はいつからあるのか知らないが、地元民に馴染んだ居酒屋然とした佇まいに気にかけることもなかった。ある日、店先を通りかかるとランチメニューに「濱’sカレー」が目に留まった。
1「ごはんに合うバターチキンカレー」、2「鰆と豆のキーマカレー」、3「柔らか豚の角煮カレー」の3種類。後日訪れた。
店内1階は狭小で、2階席もあるようだ。
「2番と3番の2種盛りお願いします」
「はい。はいかしこまりました」
実に美味しそうなビジュアル、野菜たっぷりでいいね。
角煮はホロホロと崩れて実に柔らかい。カレーは恐らくインド風でスパイスと玉ネギでこしらえている。なにか尖ったスパイス感はなく、ただ独特な風味がある。
鰆と豆カレーは鰆のそぼろと豆がミックスされたドライタイプで、玉ネギのフライかな、いいアクセントで実に美味。全体的にやや塩気が尖っている塩梅だ。
メニューを改めて見るとハンバーグも売りのようなので、次回にいただこう。
〈店舗データ〉
【住所】埼玉県和光市新倉1-1-34 電話050-5484-6026
【営業】月18時~23時 火~11時45分~13時30分 18時~23時
【休日】日・祝
【アクセス】東武東上線・東京メトロ副都心線・有楽町線「和光市駅」北口駅前前