神楽坂通りに面した明治２２年創業の広東料理の名店「龍公亭」。老舗とは思えないおしゃれな佇まい。
ディナーは「広東風パリパリ皮鷄」、「ドラゴンスペアリブ」、「土鍋麻婆豆腐」、「麻辣水餃子」、「エビマヨ」など、どれも文句なし。
ランチはおよそ２０種類あり、お勧めは「桂春湯麺」（広東麺風）。「アボカドと海老入り炒飯」、「高菜と豚肉の細切り焼きそば」などがいい。
その中に賄い料理が表メニューとなった「カレーライス」がある。これが旨いんだな。
イカ、エビ、シイタケ、玉ネギ、ピーマン、タケノコ、ニンジン、キクラゲと８種類。素材によって細かく切り方を変えているのが実に丁寧な仕事。一見色合いからして中華丼に見えるけど、これがしっかりとカレーライスのテイスト。トロリとした餡は旨み充実で、穏やかなカレー風味、一口いただくとレンゲが止まらない美味しさ。隠し包丁が生きたイカの柔らかな歯ごたえ、プリっとしたエビ、ほどよい歯ごたえの野菜、すべてバランスよし。これお勧めですよ。