新大久保にある「新宿日曜大工センター太田」に寄って、水回りの器具を購入して、そのまま新宿へ徒歩で移動。靖国通りの横丁、富久町に近いマンションが林立する界隈、この辺の歩くのは初めてだ。
目的の洋食屋が閉まっていて途方に暮れるが、中華「天宮」を発見。ビルになっているが、恐らく昔は1軒屋の中華屋だったのだろう。
「ここにするか」
店内はカウンター6席、3人テーブル1卓に4人テーブル2卓のスペース。
近隣のご隠居や家族連れで賑わっていた。メニューを眺めながら思案する。初耳のもやし天津ラーメンが気になる。
「もやし天津ラーメンとミニカレー、レバー焼きと餃子下さい」
となった。
「はいお待ちどうさまです」
おお、見るからに旨そ~。やや白濁したもやし餡に玉子。
まずはスープを一口。
「超旨め~」
ボクの一声に隣の家族連れが振り返る。トロリとアツアツの餡は旨味タップリで、塩加減がちょうど。これは美味しいね。
玉子はフワフワでトロトロ。
ストレートの細麺は滑らかでいい具合に餡に絡まる。この麺は途中で柔くなってくるのでおそらく多加水だろう。ツレにも食べさせる。
「これは美味しい。町屋の『百番』のもやし麺に似てる」
そう言われれば確かに町屋にあった「百番」をホウフツとさせる。その店はすでに閉店してしまっている。
ミニカレーも美味しい。ただもう少し旨味があったらなおいいな。
レバー焼きはちょい甘味の強いタレ。これ潔い醤油味の方がいいんじゃないかな。それとレバーの下処理を丁寧にしてくれたらもっと美味しくなると思った。
餃子はシットリとした食感。
独特な風味があり特筆するものはない。
とにかく「もやし天津ラーメン」はピカイチ。その他の麺類も優れているんじゃないかな。それともやし餡が美味しいので、中華丼などもいけるはず。次回は店一押しの「みそチャシューメン」に挑戦しよう。
〈店舗データ〉
【住所】東京都新宿区新宿5-1-21 電話03-3351-8958
【営業】11時~15時 17時~21時 土11時~14時
【休日】日・祝
【アクセス】東京メトロ丸ノ内線「宿御苑前駅」から徒歩5分 東京メトロ・都営地下鉄新宿線「新宿三丁目駅」徒歩8分