「うちの社食で昼飯どうかな?」
学研に務める友人、片山からの連絡。20代からの旧友、校條と清水さん3人で学研のロービーに集合した。
相変わらず巨大な建物で、学研の書籍、雑誌が綺麗にデコレートされた空間は気持ちがいい。片山が現れ、パスをもらい13階だったか15階だったかな。
広々として明るい食堂に到着。いいね~。とりあえず窓際の席を陣取ってメニューを物色。
この日のメニューは「白身魚の竜田揚げ&バランス野菜炒め」。「10品目野菜の黒酢辣水餃子」。「鶏肉の黒胡椒照り焼き」。「鶏白湯ラーメン」の4種類。
「カレーライスはどうなの」
「小野ちゃんに食わせるカレーはない! 別のものがいいよ」
とのこと。果たして3人「鶏白湯ラーメン」にボクはおひたしとカレーコロッケをお盆に乗せた。席に着くと清水さんはコーヒーだけ。
「どうしたの」
「インプラントの調子が悪くて、ご飯が歯にくっつくのよ」
う~ん、そうなのか。ボクは自前の歯なのでその感じがよくわからなかった。
鶏白湯ラーメンにちょいラー油と胡椒を駆ける。
スープは見た目よりサッパリとした塩梅、軽やかな旨味で悪くない。
黄色味がかったデンプン質多めの中細のストレート麺。しっかりとした歯触りだ。具は彩野菜にメンマ、鶏肉。社食にしては悪くない。
「前に入っていた食堂がダメでさ、みんなで社長に直談判して、今の業者になってわりと美味しくなったのよ」
いろいろと事情があるようだ。
カレーコロッケも悪くない。温めたらもっと美味しいと思った。
皆20代からの腐れ縁。当時の話で盛り上げりずいぶんと長居をしてしまった。
ロビーに降りて記念撮影。ボクは社食を経験したことがないので実に新鮮だった。