新青梅街道をクルマで走るたびに気になっていた店。いつも午前10時前後にこの辺を通り過ぎるので、当然そんな時間に開店しているわけがない、電車でやっと訪れた。
「うまい店紹介」カテゴリーアーカイブ
「べんてん」が東武東上線「成増」で復活します
昨夜、高田馬場にあったラーメン屋「べんてん」の主人、田中さんから連絡があって、高田馬場の焼きトン屋「おかしら」で飲んだ。途中「キャラメルボックス」の脚本家、真柴あずきさんも合流して3人での飲み会。
夏の酷暑を心地よく過ごすスタミナランチ、新宿特集 ニラレバ編
ホルモン系も酷暑をしのぐにはもってこい。焼肉屋、ホルモン焼き屋も当然いいけど、ランチならやっぱレバニラ、中華だね。精力のつきそうなタンパク質レバーとスタミナ源アリシンが含まれる独特な匂いのニラの組み合わせ、このネーミングだけで力がみなぎる。
レバニラなのかニラレバなのかって悩むけど、どっちが正しいのか? 地方によっても違うようだけど、ニラとレバーの比率なのか、レバーが多い場合はレバニラ…。まぁどあでもいい。しかしレバニラってマジでおいしい店を探すのが難しい。街の中華屋には必ずあるメニューなんだけど、レバー特有のクセがあったり、味付けが極端に甘かったり。そんな中、比較的食べやすい店と、ほどほどに旨い店をピックアップしてみた。
山形「ケンチャンラーメン」噂の凄旨ラーメン
友人のラーメン屋の店主と店長の3人で、高田馬場にある焼きとん屋「おかしら」で飲んだ時だった。
「あんまり大きな声じゃ言えないんスけど、山形行ってきたんですよ」
「山形! 大きな声じゃ言えないって、女?」
「いえいえ、友人に会いにね…」
う~ん実に怪しい。友人ね…。
夏の酷暑を心地よく過ごすスタミナランチ、新宿特集 カレー編
やっぱ暑い夏を過ごすにはスパイス料理だね。スパイスをふんだんに使うインド、タイなどの熱帯地域の料理には、それなりに理由がある。特にカレー粉には発汗を促す辛味の唐辛子や胡椒、ショウガ。殺菌作用があり肝機能を高めるターメリック。胃腸の調子を促すクミンやコリアンダー、クローブなど、スパイスには体の機能を補ういろんな効果がある。
夏の酷暑を心地よく過ごすスタミナランチ、新宿特集 肉編
暑さで萎えた体を芯から元気にさせてくれる食べ物っていったら、やっぱ肉だね。特にステーキやハンバーグってなんだか力が湧いてくる感じ。それと糖質を速攻でエネルギーに変えてくれるビタミンB1を多くふくんだ豚肉も見逃せないね。
代々木「でっかい餃子 曹さんの店」肉汁ほとばしるバクダン餃子!
でっかい餃子っていったら、銀座「天龍」、八重洲「泰興楼」、池袋「開楽」、吉祥寺「一圓」、曙橋「餃子の星」、八重洲「蓬莱」、恵比寿「大豊記 弐號房」、熱海「わんたんや」ってところが頭に思い浮かぶ。
あまり見かけないけど、中華料理屋の店頭で、でっかい餃子のサンプルを見た瞬間に、なぜか店内へ誘われる。巨大な餃子ってどこか、引力のような力が作用しているよね。でっかい餃子の魅力は、まず見た目の迫力、そして箸で持ち上げた時のズッシリとした重量感。また、餃子がでかいが故に調理の粗が目立ってしまうもので、だから普通の餃子より、味付けを繊細にしているものだ。
夏の酷暑を心地よく過ごすスタミナランチ、新宿特集 ラーメン編
スタミナってなんだろうね。滅多に引かない『国語大辞典』(小学館)によれば、「体力を消耗する仕事に長いこと耐えられる肉体的な力。持久力」だそうだ。
食材で言えば、あくまでもイメージとして、「野菜」なら、ニンニク、ショウガ、ニラ、ゴーヤ。「ねばねば食材」もそうだ、納豆、じゅんさい、モロヘイヤ、山芋、オクラ、ナメコなど。「魚介」なら、スッポン、鯉、カキ、鰻。「肉類」なら、牛、豚、鶏、羊。中でもレバーなどのホルモン系、そして鶏ではイミダペプチドを含む胸肉だね。その他「発汗性」の食材で言えばスパイス、熱帯の国でもてはやされているのは理由があるんだと思う。インド、タイ、その他のエスニック料理。特に唐辛子や胡椒を使った料理だね。
そんな食材を使った料理は、それだけで力がみなぎる気がする。実際体力が付くかもしれないけど、まぁ、一種のプラシーボ効果もあるかもしれない。
なんといっても夏場は辛いものが一番、汗をドバっとかいたら気持ちいいよね。タオル持参で食べに行こう。
西葛西「印度家庭料理レカ」インド庶民の食堂カレー
「西葛西駅」北口から垂直に真っ直ぐ、集合住宅の1階に「印度家庭料理レカ」が現れる。
店名は日本語を使っているものの、まさにインドの街中にある定食屋そのものの佇まい。
西高島平「ブラウンオニオンファクトリー」住宅街に佇むカレー工房のカレーライス
半年前ほどから気になっていた店だった。瀟洒な佇まいの外観、店内は天井が高く、入口に券売機、進むと左手にカウンター4人、右手にテーブル7人席、奥に5人席のテーブル。その横がガラスに囲まれたカレー工房兼厨房となっている。
カレーは「カレーうどん」930円、「つけカレーうどん」930円、「チキンカツカレー」1100円、「ランチカレー(カレーとキーマカレーのコンビ)」800円のとなっている。日によって「カレーラーメン」もあり、子供用も用意されている。
駒込「ときわ食堂」ちょい高めだけどいい定食屋
「ときわ食堂」って名前の店は都内の至る所にあって、僕が入ったことのあるのは5店舗ほどかな。ネットで調べると「東京ときわ会」という会があって、加盟店は19店舗で、第1号店は「東京スカイツリー駅」がある墨田区業平に大正11年に創業したようだ。でも19店舗どころじゃなくて、もっとたくさんあるはず。たぶん蕎麦屋の「長寿庵」みたいなもので、暖簾分けを繰返し、孫、ひ孫、玄孫(やしゃご)店という感じで分散して、本店と関係が薄れたせいじゃないかな。
朝霞台「前原商店」超~強烈! 個性的なラーメン
この店のラーメンを例えるなら。「伊勢うどん」+富山の「大喜」+京都「新福菜館」+三田「二郎」+他にもなにかありそうな、そんな要素をごちゃ混ぜにしたような強烈なラーメンだ。
新宿「エジプトカレー」奇妙な看板の不思議なカレー
「新宿ゴールデン街」のはずれ、スーパー銭湯「テルマー湯」の近所をプラプラしていて奇妙な看板を発見した。
「エジプトカレーってなんだろう?」
間髪入れずに店に突入した。席はカウンターのみで、どうやらバーのようだ。店内のいたるところにヘンテコなクレオパトラのキャラ、なぜか「ももクロ」のハッピなどがデコレートされている。カウンターに立つ店員は、この店に似つかわしくない、いたって真面目そうな青年。メニューには「ファラオ」(パワーポークカレー)と「クレオパトラ」(薬膳グリーンカレー)とある。
赤坂「まさむね」とんかつ屋のインド風カツカレー旨し
ラジオの収録で久しぶりの赤坂。終わった時間が11時半だったので「まさむね」へGO。この店は半年ぶり、相変わらずの行列で席に着くまで20分ほどかかったかな。
西台「ポンタ」地元民に愛されるコスパのいいラーメン&洋食
「高島平中央病院」の裏手の細い路地に、地元で人気の中華と洋食の「ポンタ」がある。
この店はとにかく安い旨い。洋食は「ハンバーグ」、「生姜焼き」など770円で、さほど安くないが「から揚げ定食」550円は低価格。
新橋「みぼうじんカレー」未亡人ならぬ、明るく健全な洋食カレー
ニュー新橋ビル地下一階にある「おか田」で、めちゃ旨のビーフカツをいただこうと行ってみたら長蛇の列、打ち合わせの時間が迫っているので、諦める。
「あっ、そうだこのビルの3階にカレー屋あったよな…空いてたら入ろう」
ということで階段を登る。2階3階とも中国人の色っぽいお姉さんのマッサージの呼び込み。「ニュー新橋ビル」はいろんな店舗が入っていて面白い。この怪しい店ばかりが集う3階に超意味深な店名の「みぼうじんカレー」がある。
代々木「ムーンボウ」極めて秀逸なインド風カレーに感動
JR代々木駅から徒歩6分、正確には小田急線「南新宿駅」から徒歩1分。
店内の壁一面にロックスターのポスター、ひときわ大きいのがジミヘン、ロックバーだね。L字のカウンター9席、その内側には酒に混ざって無数のCD、タオルをほっかぶりした腰の低い穏やかな50前後のマスター。
中野「代一元」何気なく美味しい町の中華屋。チャーシューワンタンメン&カレーラーメン
中野北口から早稲田通りへ、「薬師あいロード商店街」を100mほど進むと、町の中華屋「代一元」が現れる。近所にはスペイン飴の専門店「パパブブレ」や、色々な怪獣のフィギアなどが飾られ、食事や酒も楽しめる「大怪獣サロン」なんてのもある。
池尻大橋「新記」美味しいメニューが盛りだくさん、食事でも酒飲みでも楽しめる街の中華料理屋
三宿の交差点角の2階にある「潮州料理」の中華料理屋で、昼夜問わずいつも賑わっている。僕はこの店を訪れるのは3回目かな?
メニューは100種類ほどあるんじゃないか。とにかく一品料理が充実していてどれを頼むかワクワクする。人気の「香港麺」はちょい白濁したサッパリとしてスープに硬質な細麺、これに様々な具をあしらってメニューのバリエーションを構成している。
渋谷「チリチリ」爽やかなスパイス感。ほどよい旨味と酸味に彩られたカレーライス
渋谷から明治通りを恵比寿方面へ直進、東交番前の交差点の手前右手に「チリチリ」がある。
この店何年ぶりかな? 長いこと来てなかった。店内は縦長で、綺麗な白いタイル地のカウンター11、2席ってとこか。 続きを読む 渋谷「チリチリ」爽やかなスパイス感。ほどよい旨味と酸味に彩られたカレーライス
御徒町「キッチン台栄」庶民の洋食
上野にある「東京都美術館」で、「ポンピドーセンター傑作展」が開催されていたので、見に行ってきた。
高田馬場「羅偉伝」思い出の味噌ラーメン
19歳の頃、初めて真冬の札幌を訪れた。バックパッカーとしてのデビューである。「大通公園」でまどろんでいると、メガネをかけた4、50歳のオヤジが話しかけてきた。
「兄ちゃん腹減っでねーか?」
「あっ、はい」
「だったら俺がおごってやっから、ジンギスカンでも食いに行くべ」
オヤジの勢いに飲まれるように、「札幌ビール園」にふらふらとついて行ってしまった。
「飲め飲め、食え食え」
未成年だったが、ビールをジャカスカ、ジンギスカンを貪り、もうお腹一杯。
「ちょっと、トイレ行っでくるから」
と言って、オヤジはそのままトンズラ。
「騙された!」 続きを読む 高田馬場「羅偉伝」思い出の味噌ラーメン
高円寺「太陽」ほのかに煮干の香る潔い醤油ラーメン&ジャンボ餃子、旨いね~
「ちょっと化学調味料の効いた普通の醤油ラーメンが食いたいな」
という気分の時に訪れるラーメン屋が「太陽」だ。江古田にも同名の「太陽」があり系列店だと思うけど、取材をしたことがないので定かじゃない。
幡ヶ谷「Curry&Spice青い鳥」スリランカカレー&インドカレー
幡ヶ谷駅から「6号通り商店街」を入り、150メートルほど先の左手路地の2階に「青い鳥」がある。
開店前に行くとすでに行列、と思いきや、1階にある「不如帰」という淡麗系のラーメン屋があり、その行列。両店の客が混ざり合っているので、ちょっとややっこしい。
新小岩「ヴィオレッタ」地もの食材を使ったインド風小松菜のカレー
一般にインド料理屋で「ホウレン草カレー」のことを「サグカレー」と言うけど、これは間違い。サグは本来「菜の花」のことで、ホウレン草は正しくはパラック。だから「パラックカレー」となる。ところで「ビオレッタ」のこの緑色のカレーは、地元産の小松菜を使った「江戸川産小松菜カレー」だ。実はこの江戸川区界隈は小松菜発祥の地とされ、かつて小松川に鷹狩りい来た、八代将軍徳川吉宗が、昼食に出された青菜の美味しさに驚き、地名の小松川から小松菜と命名したのが由来とか。
浅草橋「天康」シットリとした口当たりのかき揚げ丼、旨し!
10数年前のこと。
「あのシットリとした口当たりがたまらないんだよね。ホンとは教えたくなかったんだけど……」
とこの「天康」にほど近い大手印刷会社に勤める飲み友だちが、升酒をゆっくりと傾けながら僕にこっそりと教えてくれた。彼が入社したての頃、上司に連れられて「かき揚げを食べるんだったらここ」と教えられた店なのだそうだ。
池袋「まんまる」リーズナブルで納得のうな丼
池袋西口から要町方向へ真っ直ぐ、「西口五差路」の交差点から斜め右手、通称キャバクラ街の一角にうなぎ専門店「まんまる」がある。
新宿御苑「朱鳶」伝統の尾道ラーメン、旨し!
知り合いのカメラマンの個展があり、新宿御苑を訪れ、たまたま会場で出くわした友人と2人で昼飯を食うことになった。
「どこか知ってる店ある?」
「あるけど、つまらないから新しい店探そうよ」
ということで、見つけたのが「朱鳶」だった。
高円寺「豆くじら」爽やかな辛味、美味しいインドカレー
ちょっと前に高円寺の早稲田通り沿いにある「竜ちゃん」という居酒屋の帰りに、
「たしか、この辺にハンバーグ専門店があったよな。名前なんだったっけ…」
とふと思い出した。ある日、その店を探しに訪れたが見当たらない。すでに閉店してしまったのだろう。その途中でカレーライスのノボリが目に飛び込んできて見つけたのが「豆くじら」だった。