銀座「おば古」燻し銀の小料理屋の昼めし


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京橋駅に近い銀座の外れ、首都高速の高架そばに、山形県庄内の郷土料理を謳う、燻し銀の小料理屋「おば古」がある。洒落たビルが林立する喧騒の銀座にあって、そのポツンと佇む古の和の風情、吸い寄せられるように誘われた。

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店内左手にカウンター、右手にテーブル席、割烹着を着た女将さんが出迎えてくれる。客はサラリーマンが多いがもちょいとお年をめした上品な方々が多い。

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※ガラケー使用、拡大したのでボケてます、スマン。

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ランチは1500円とちょいと割高だが納得の定食。この日頼んだのは「サバの塩焼き」と「穴子の天ぷら」だ。

最初に運ばれてきたのは、山形名物の「むき蕎麦」。殻を剥いた蕎麦の実が出汁と山葵で和えてある逸品、涼やかにして上品な味わい。 小鉢は筑前煮、ひじきの煮付け。サバは塩加減よくパリっと香ばしく脂がほどよくのり、素朴ながらいい。なによりもご飯が美味しいので、旨さが相乗する。それもおかわりができるのが嬉しいね。また穴子天はサクっとふんわり、これもいい。ランチは日によって、サワラ、子持ちニシン、ワカサギの天ぷらなどが楽しめる。

後日夜に訪れると賑わう店内、でも高笑いや大声を上げる客は当然皆無で、しっとりとにこやかに過ごす客ばかり。酒田の銘酒「菊勇」の燗をやりながら、山形から取り寄せている食材を中心に、素朴ながら手の込んだ料理が楽しめる。ちょいとお高めだけど、くつろぎのひと時が過ごせる。また女将さんが上品でいいのよ。


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