この日は神楽坂で打ち合わせがあり、一通り話が終わったあと、担当者と昼飯を食うことになった。
「そう言えば『膳楽房』って夜は入ったことあるけど、ランチ食べたことなかったな」
ということで店を目指す。夜は紹興酒に「焼売」、「ピータン豆腐」、「金針菜と海老の炒め物」、「腸詰」などをつまみに酒宴を数回。油控えめで化調を極力抑えた味付けに好印象があり、前から気になっていた。
ランチメニューは「里麺」800円、「魯肉飯」850円、「坦々麺」950円、「特性葱そば」950円、「シンプルチャーシュー炒飯」980円に「日替わり」950円となっている。連れの担当者は「日替わり」、ボクは「里麺」を注文。
「日替わりは」確か、「豚肉とキャベツの炒め物」に玉子とトマトの炒め物」だったかな、やはり穏やかな味付けで、変な旨味を感じない潔い味わいだった。
「里麺」は麺にクロレラが練り込まれ、具は焼豚とザーサイなどの入った和え麺だ。味わいは、ほんのりごま油、葱の風味と軽い醤油味のシンプルな味付け、美味しいね。
だけどボクが家でよく作る和え麺とまったく一緒の味付けで、家で食事をしている感覚に陥ってしまった。でもこの「里麺」ホントに美味しいよ。難を言えば、全体的にボリュームが足りないかな。そうは言っても、やたら化調する中華屋と違って、安心して食事が楽しめいい店だね。
〈店舗データ〉
【住所】東京都新宿区神楽坂1–11–8 電話03–3235–1260
【営業】11時30分~14時30分(ラストオーダー14時)17時~23時(食事のラストオーダー22時 飲み物ラストオーダー22時30分)
【休日】月(毎月2日間不定休日あり)
【アクセス】地下鉄東西線「神楽坂駅」から徒歩8分 JR中央本線「飯田橋駅」から徒歩3分 地下舘南北線・大江戸線・有楽町線「飯田橋駅」から徒歩7分