東向島「レストランカタヤマ」の分厚いステーキ


 

IMG_3757東武伊勢崎線「東向島駅」から徒歩10分。明治通りと墨堤通りが交差する界隈に「お肉の美味しい下町の洋食屋」と銘打った昭和21年創業の「レストランカタヤマ」がある。土日祝日ともなれば、行列必至の繁盛店。人気は「駄敏丁(だびんちょう)カット」と呼ばれるボリュームのステーキ。。

ご覧のものは一番人気の豪州牛グラスのランプ肉を使用した「駄敏丁カット260gステーキ定食」だ。この分厚い肉の迫力を見てくれ、もう胃袋が唸ってしまう。260gでこの値段、それもサラダ、ライス、みそ汁付きで1720円なんて驚きの価格。

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焼き方はレア、ミディアム、ウェルダンお好みで。熱々の肉にバターをちょいと絡め、牛肉のグレービーが解け込んだ醤油ベースのステーキソースをたらし、ナイフを立てて肉汁したたるステーキを食らえば、牛肉本来の旨味が口いっぱいに広がる。そのほどよい歯ごたえ、お好みでガーリックチップとともに、合間にフライドポテト、ミックスベジタブルと一緒にライスを頬張ればもう完璧。

「駄敏丁カットというのは、当店オリジナルの加工技術で特許を取得しております。この豪州牛グラスというのは、草を飼料として育っているため、臭みが強いんです。でもこの加工を施すことによって肉を食べ応えのある厚さに自由に成型でき、臭みなどの欠点も一切なくせるんですよ」

と語るのはこの「駄敏丁カット」生みの親、二代目社長片山幸弘氏。

「ステーキ肉って厚みが心情のような気がするんですよね」

「そうそう私もお肉大好きですから、やはりステーキ肉は厚くなければ美味しくありませんし、肉が薄いとローストした段階で旨味、つまりグレービーが逃げてしまいますよね」

巷にステーキレストランは数多あるが、カタヤマが優れているのは、その日の気分、腹具合、懐具合、様々なシチュエーションでステーキの種類が選べるということだ。

「今月はあまりお金が使えないんだけど、どうしてもステーキが恋しい!」

といった向きには前述のグラス肉ならば260gから1.1kgの肉が用意され、また同じ豪州牛でも1クラス上の「リーン」と呼ばれるものならば、100g、1110円から1kgをチョイスできる。

「今日はちょっと奮発して高級ステーキいっちゃおうかな」といった場合は、和牛A4、A5クラスが100gから1kg各種が用意されている。ちなみに和牛A4で100gは2200円。A5で100gは2500円だ。2人連れならば豪州牛と和牛をチョイスし、お互いに分け合って楽しむこともできる。

ステーキはグラムが少なければ当然肉は小さくそれも薄くなってしまうも。でも駄敏丁カットという特殊技術により、肉にほどよい厚みを施すとともに、廉価な牛肉でもその欠点を補い牛肉本来の味わいを最大限に味わえるのだ。

また本来洋食屋なのでグラタン、カニコロッケ、オムレツ、カキフライなどのメニューも豊富でステーキとのセットものもあり、どれをいただいても申し分なし。

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特筆はサービスメニューとして「ハンバーグ定食」の限定品がある。それも破格の500円とは驚きだ。当日仕込みの際に切り落とされた豪州、和牛をミックスした作りたてのハンバーグなので、開店わずか数十分で品切れてしまう人気ぶり。


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