街を徘徊していて「餃子」という文字が目に飛び込んでくると、我慢できない。「福包」の潔い看板を目撃したとき、吸い寄せられるように店内へなだれ込んでしまった。
メニューを見ると「ランチ定食」には餃子2人前(12個)、ご飯、スープ付きで、なんと590円! たまげてしまった。しばらくすると店内は満員で、表にも人が並び出す。
「ランチの定食お願いします」
「はい、ニンニク、ニラ入れて大丈夫ですか?」
「はい」
「片方を水餃子にも出来ますけど」
「いえ、全部焼きでお願いします」
で登場したのがご覧のもの。まずは何もつけずにそのまま、パリっと薄皮、いいね。餡は肉と野菜のバランス良し、下味もあるていど付けられているのでそのままでも旨い。
「なんか『東京餃子楼』に似てるな…」
メニューを眺めると餃子1人前290円、確か「東京餃子楼」も同じ値段、こりゃライバル店だね。自家製ながらすごい数をさばくので冷凍物だけど、よく出来ている。ご飯はちょっと固めだけど、この値段で文句なんてない。また生海苔のスープもいい味だ。ワシワシ食ってあっと言う間に完食。都内にこの店を含めて5店舗あるようだ。