この店を初めて訪れたのは20年前かな。先代の店主はサラリーマン時代全国のラーメン屋を食べ歩いて研鑽を重ねた。
「大衆食の傑作がラーメンだね」といっていた言葉思い出す。
昔は三井住友銀行のちょい先にあったが、地下工事に伴い、国領駅のまん前に移転したようだ。久しぶりに訪れたら相変わらずの行列で、なによりだ。店内はL字のカウンター11席。
メニューは醤油、味噌、塩。どれも美味しいけど、人気は「醤油」650円だね。まえは確か500円だったけど、時代の流れで150円アップ、それでも安いね。
「ニンニク入れますか?」
と必ず聞かれるので、ボクは入れるけどお好みで。
ダシは豚骨、豚足、鶏ガラなど。その量は一般のラーメン店の3倍ほど使っているなんて言ってたな。具は長ネギのみじん切り、焼豚に、焼豚の切り落とし、メンマ、水菜だ。
限りなく澄んだスープはどこか生姜のような独特な風味、雑味がなく、醤油のエッジがキリっと立っている。一瞬塩っぱいかなって感じるけど、これがビシっとしていいね。ストレートの細麺は若干硬質でモチモチ。この清らかなスープを心地よく汚してくれるのが、香ばしい焼豚の切り落とし、いいアクセントになっている。
「やっぱ旨いな~」
味噌も塩も食べたいんだけど、ついつい醤油に行っちゃうんだよね。
〈店舗データ〉
【住所】東京都調布市国領町1-44-58
電話042-486-2463
【営業】12時~翌1時
【休日】火
【アクセス】京王線「国領駅南口」から徒歩1分
東京都調布市国領町1-44-58