六本木はよっぽどのことがないと来ない街。若い頃は物珍しさでいろいろな店行ったけど、どこも肌に合わなかった。六本木ヒルズが出来る前に「越路」っていう定食屋があって、この店にはよくお邪魔したな。あ~そうそう、今アメリカで暮らしているけど、昔女友達が「ニコラス」の専属歌手だったので、ビザをよく食べに行った。イタリアンピザと違って、チーズたっぷりの味わいが大好きだった。この手のピザは絶滅危惧種で、恋しくなると浅草の「ピッコリーニ」へお邪魔している。
この日はFMラジオの収録で早めに着いた。
「なに食べようかな…。あっ香妃園の鶏煮込みソバにしよう」
ということでお邪魔した。
ここはいつも混んでるね。お上品な家族連れ、小綺麗なカップルがわんさか。いつもは、っていっても滅多に来ないけど、カレーライスばかり。前にこのブログでも紹介済み。
「特性とり煮込みそば」1300円は、ご覧のように土鍋で提供されるので、清湯ボールにすくって食べるのがいい。
近頃、鶏白湯ラーメンが流行っているけど、これが正真正銘の鶏白湯、また福岡の水炊きや韓国のタッカンマリなんかも本物の鶏白湯だね。
軽やかなスープはほどよく旨味があり、ちょい柔らかめの真っ白なツルンとしたストレート麺がいい。塩気も柔らかでサッパリしているので、いくらでも胃袋に収まってしまう。穏やかに旨いのだ。
〈店舗データ〉
【住所】六本木3–8–15 電話03–3405–9011
【営業】月~土11時45分~翌4時(L.O.翌3時20) 日・祝17時~24時(L.O.23時)
【休日】無休
【アクセス】地下鉄日比谷線・大江戸線「六本木駅」5番出口~徒歩2分
成増には春華楼という中華料理店があって、そこのご主人が香妃園の出身でカレーはかなり香妃園の味です。「鳥煮込みそば」はできないのか、聞いてみた香妃園ではあのスープには、材料にかなり考えられないくらいのコストかけているのと、あの麺はかなり特殊な麺で入手困難なのでできない、とのことでした。
「春華楼」知ってます。この界隈ほぼ地元なんですよ。実家に寄った時、四葉の「ユニクロ」、「東京靴卸売りセンター」、「乗蓮寺」、「ハードオフ」にたまに寄ります。「松月院」から川越街道へ抜けるこの道の飲食店は全部入ったことがあります。でも「春華楼」に加里飯があったことは知りませんでした。ずいぶん行ってませんが、今度寄ってみます。余談ですが、この並びのおばちゃんが1人でやっている洋食風の店構えの定食屋知ってますかね、隣が確かイタ飯屋。別に大したことはないんですが、日替わりの定食が1品しかないんですよ。までやってるのか気になります。