要町「可祢井(かねい)そば」美しい絵姿の凄旨のカレーライス&ラーメン。


 

最近、食堂、中華、蕎麦屋のカレーばかり食べている。というよりは、インドなどの南アジアのエスニックカレーを敬遠していると言った方が正しい。どこも似たり寄ったりの味で、自分で作った方が遥かに旨いと思っているから。「デリー」など昔から息づくスパイス系のカレーは唯一無二の美味しさだからいいんだけど、南インドやスリランカ風のテイストを取り入れて提供している店にオリジナリティーを感じる店が少ないね。新橋の「ザ・カリ」や高田馬場にあった「夢民」のような、突き抜けた美味しさに出合ってみたいな。この手のスパイス系の店はまだ発展途上だと思っている。また原理主義も鬱陶しい。

山手通りと要町通りに近い、「椎名町」寄りの横町になんの変哲もない一軒の蕎麦屋。店はずっと前から認識していたけど、やっとお伺いした。

店内も極普通のお蕎麦屋さん。フロアーには女将さんと娘さんかな? 非常に感じがいい。

「カレーライス下さい」

蕎麦を無視していつものパターン。登場したのがご覧のもの。

子供の頃いつも食べていた、どこにでもある絵姿のデコレーションだけど、これは美しいね。そして一口。

「美味しい!」

具の野菜の歯ごたえが生きている。すごく美味しい。軽やかな旨味、何かが突出しているものではないが、すべてバランスがいい。驚いたね。カレー粉、小麦粉かな? 蕎麦の出汁、いや、これは使われていない、おそらく清湯かも。例えるのが難しいけど、このカレー、1週間ぶっ通しでも食べ続けることができる、そんな味わいだ。福神漬けも合うし、

ソースをちょい垂らすとこれもいい。

「コーヒーはホット、アイスどちらにしますか?」

「えっ、じゃアイスで」

アイスコーヒーと共に運ばれてきたのは杏子?の寒天とオレンジ。デザートとは恐れ入る。別にデザートを食べたいわけじゃないけど、蕎麦屋でこのサービスが素敵、これで650円とは素晴らしすぎる。

「ご馳走様でした。美味しかったです」

「ありがとうございます」

また翌日訪れて、今度は「チャーシューメン」700円。

極めて美しいビジュアル。どこか佐野ラーメンの色合い。スープは塩と醤油の中間って感じで、ほどよい旨味、いい塩加減。余計な味付けがされていないインゲンとメンマ、ナルトが2枚、ドンピシャの塩加減のロースの焼き豚4枚ほど、これも美味。麺は縮れの普通の太さ、シコシコとした歯応え、しばらくすると若干緩んでくるので、恐らく低加水だと思う。

「驚いたな、このラーメンもいいね」

と思わず独り言。まだ蕎麦をいただいてないけど、カレーもラーメンも優れモノ。町中の蕎麦屋には、まだまだ美味しい店が埋もれているに違いない。この店大好き。

〈店舗データ〉

【住所】東京都豊島区千早1251 電話0339575218

【営業】11時30分~15時 17時~20時30分

【休日】日

【アクセス】地下鉄副都心線・有楽町線「要町駅」2番出口から徒歩3分


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