椎名町「おさむ」行列のとんかつ屋


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方々のトンカツを巡ってきたが、これほどコストパフォーマンスの優れた店に出合ったことがない。

西武池袋線「椎名町駅」から目白通り方面へ徒歩8分。静かな住宅街の細い路地裏の一隅に「おさむ」がある。開店前から常に4、5人の行列、店内へ赴けばちょいと居酒屋風情の白熱灯の落ち着いた店内、厨房を囲むようにL字型のカウンター9席、小上がり4人席が2卓ある。

メニューはロースカツ定食(75g 100g)、ヒレかつ定食、メンチカツ定食、カツ丼、カツカレー、カレーライス また単品メニューはカレールー1杯100円 コロッケ1個100円 ポテトサラダ200円 春雨サラダ200円、カキフライ1個300円といった構成だ。

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お勧めはご覧の「ロースカツ定食75g」だが、750円と驚努力価格。ラーメン1杯だって安くて650円というこのご時世に、トンカツ定食が750円で食べられるなんて……。それも味わいも申し分なし。実は数年前までは600円で提供していたが、諸事情により値上げをした。

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ご主人の福家修氏は、学生時代にスキー場のレストランの厨房の揚げ場から始まり、トンカツ専門店3軒で修業の後に、この「おさむ」を昭和54年にオープンせた。

「昔は900円とか1000円とか普通の値段でやってたんだけど、周辺にコンビニが開店するようになったのがきっかけで、競争が激化して10数年ほど前にワンコイン、つまり500円でこのロースを提供し始めたんですよ」

とのことだそうだ。しかし500円ではかなりきつく、600円で提供し、現在の750円に納まった。

ほどよい脂身を残したロースに小麦粉をまぶし、修業時代に教わった秘密の溶き卵、これが味の決め手だそうだ。そしてやや細かめの生パン粉をまとい、175度に熱したラードにくぐらせ、あとはご主人のカンが揚げ時。

黄金色に色づいたそのトンカツの味わいは、サックとした衣の歯ざわり、しっとりとほどよく柔らかなロースの食感、ソースでも醤油でもお好みで、また具だくさんの豚汁、ツヤツヤのご飯を頬張れば、もうたまらない。これが750円なんて思えば、さらに心地よい気分に浸れてしまうのだ。ちなみにロースカツ100gは950円。

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日に120食仕込むそうなのだが、夜の閉店19時半を待たずして売り切れてしまう人気ぶり。もう食べるっきゃないね。

 

 


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