千葉寄りの総武線沿線で人気の洋食屋といったら「うちだ」だね。年に数回ほど訪れている。
もともと昭和3年に地元で肉屋として開業し、後にトンカツ専門店から昭和46年にビフテキをメーンの洋食屋に姿を変えたそうだ。
「昔はビフテキを看板メニューにしてから行列が絶えなくて、1時間待ちは当たり前で、お客さんの8割がステーキだったね」
と店主の内田勝利さん。ダンディーで、どこかクリエイティブな風貌が物語るように、店の外観、内観とも上品にデコレートされ、所々に備えられたオブシェや絵画にセンスがうかがえる。
この日は友人を連れ立って訪れた。
ランチの「ビーフカツ」は廉価の1000円。サクサクの衣の中は火加減絶妙なレアなビーフ。
まずはそのままいただいた後、ソースをつけてまた一口。軽やかで旨い。またシジミの味噌汁もピッタリだ。
もう一つ「SWビフテキ」(120gのステーキ)2000円は、2枚ついてボリューム満点。そのままいただいても旨いけど、おろしポン酢もいいし、マスタードと醤油をかけるともっと美味しいね。
その他のランチは「Wステーキ丼」、「ハンバーグ」、「スペシャルランチ」(牛の串焼き・えびフライ・カキフライ)もある。
※2階のテーブル席。
ディナーは少々値が張るけど、どれも申し分ない美味しさ。
※1階のカウンター席。
夜のビーフカツはヒレ肉を使い、2940円。特製揚げとんかつ2940円も人気で、3~4センチほどのぶ厚く、20分ほどじっくり揚げるので少々時間はかかが、その見た目の迫力に胃袋が唸りだす。その味わいはサクっとジューシー、豚肉好きにはたまらない逸品だ。
当然ビフテキもおすすめ。和牛はヒレ、ロース150~250g、豪州牛はヒレ、200~450gが用意されている。また、ビフテキとともに注文してもらいたいのが、海鮮サラダ。M、L、LLの3サイズあり、これも人気のメニューの一つだ。
〈店舗データ〉
【住所】東京都葛飾区東新小岩1–7–14 電話03–3697–0147
【営業】11時30分~14時 17時~20時30分 日・祝11時30分~20時30分
【休日】水
【不アクセス】JR総武線「新小岩駅」北口から徒歩5分