新宿3丁目、落語の殿堂「末広亭」の斜向かい「第1シグマビル」の2階にある「エキゾチカ」は、タパス料理とワイン好きな連中の憩いの場として人気を博している。
料理のお手並みはタパスのレシピ本を出版するほどで、その味わいは本格的だけど気取りがない。またスペイン、フランス、タイ料理などのエッセンスを取り入、ジャンルの縛りがなく自由奔放だ。
例えば、肩ロースを様々なスパイスの入った調味液に浸して、オープンで焼き上げた「モロッコ風ポークステーキ」とか、
いまはポピュラーだけど「エビのアヒージョ」とか、
タイをほぐしながらソテーして、塩、エルブドプロバンス(フランスのミックススパイス)で味付けした「タイのプロバンス風」とか、
ナスや赤パプリカを柚子胡椒でソテーした「ナスの柚子胡椒」なんてものもある。
実はこの店、前身が高田馬場にあった「TAKADAnoBAR(タカダノバル)というタパスを揃えた立ち飲みバーで、ここに移転したてきた。
その当時のメニューも健在で、濃厚なチーズソースに絡まったビーフミートボールの「バルダンゴ」や「牛筋のトマトソース煮・マッシュポテト添え」も生きている。新宿3丁目界隈でもコスパがよく、予約しないと入れないことが多い。