北新宿「宝そば」市場の脇にある人気のそば屋


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大久保界隈、お滝橋通り沿いに青果市場「淀橋市場」があり、その裏門の脇にちょっと見、立ち食いそば屋と見紛う「宝そば」がある。だいたい市場付近には、早朝から業者関係者の腹を満たす名物食堂があるもので、ここも築地にある食堂同様、朝6時半頃から14時30分ぐらいまで営業しているようだ。ここは近所を散策している時に見つけた店で、

「このお店ずいぶんと賑やかですね?」

と、ふらっと店から出てきた市場関係の人にたずねると、

「いい店だよ、とにかく美味しいから」

それから、いつか入ろうと思っていた。

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店内は正面に券売機、左手にコの字型のカウンター、右手にちょこっとカウンターのある狭小スペース。どこかロックな風情のご夫婦で切り盛り、お二人とも穏やかで気遣いのある接客が素晴らしい。

券売機を眺めるとメニューが豊富で迷ってしまう。2人で訪れたので、「めかぶそば」、「冷やし天ぷらそば+生卵」、「ミニカレー」を注文した。

「蕎麦は注文してから茹でるので3分ほどかかります、お急ぎの方はうどんを…」と記されている。

「なるほど、生そばの茹でたてなのか…」

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カウンターに座り、食券を渡すと、女将さんが具材を天ぷら粉で混ぜ始める。作り置きをせず、注文を受けてから天ぷらを揚げる仕事はいいね。そして揚げ物が一通り終了すると、それを見計らって、ご主人が生そばを茹で、これでもか、とばかりに力強い湯切りの光景。実に仕事が丁寧だ。

「お待たせしました、熱いので気をつけてください」

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ご主人の心配りの一言。熱々の「めかぶそば」はツユの仄かな甘味がよく、キリッとエッジの効いた醤油の風味よし。「冷やし天ぷらそば」はご覧のとおり美しいフォルム。繊細な揚げ玉、極めて薄切りの長ネギ、エビの風味が効いたかき揚げは熱々でシットリ。そばツユは甘さがなく、旨みが充実していて、そばの茹で加減もいい。

「うまいな」

ミニカレーは極めてオーソドックスな味わいで、可もなく不可もなく。

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卓上には様々な唐辛子、好みでチョイスできるのもいいね。

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隣の客を見ると緑色のそば、どうやら「肉味噌ヒスイ麺」のようだ。これも気になる。また再び厨房に目をやると、揚げたての鶏の唐揚げを丼にデコレートしている。これは「唐揚げ丼」のようだ。とにかく気になるメニューばかりで、目移りする。

客層は市場関係者が大半、奥の席に体格のいい客がいて、店のご夫婦との会話の内容から、どうやらプロレスラーのようだ。確かこの近所に道場があったはず、そこの人なのかもしれない。 いずれにしてもいい店を見つけた。「ヒスイ麺」、「唐揚げ丼」のミニサイズをまた改めて食べに来よう。

後日「宝そば」を訪れると、プロレスラーの団体でいっぱいだった。

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さっそく待望の「冷やし肉味噌ヒスイ麺」を注文した。麺はクロレラが練りこまれているようで、ツルツルシコシコの食感。肉味噌は、恐らく甜麺醤(テンメンジャン)などで味付けされ、片栗やコンスターチで〆ているものだろう。言ってみれば中華の炸醤麺(ジャージャンメン)だ。でもスープがそばツユなので、和中折衷の味わいで、夏場にはもってこいの代物だ。


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