この日は都営新宿線・半蔵門線の住吉にある「ティアラこうとう」で、
「落語と伝統音楽の競宴」と題して春風亭小朝と東儀秀樹のコラボ。
小朝さんは季節柄「牡丹灯籠」、やはりまくらが上手、ちょいカミカミだったのが気になる。東儀さんは笙(しょう)と共に客席から平安時代の衣装で登場、笙はまるでパイプオルガンの小型版といった音色。篳篥(ひちりき)はリード楽器の原型のようなものなので、オーボエやサックスに似た感じで、限られた音階の中で見事な演奏、やはり技術があるね。
その帰り、生ホッピーが味わえるという「ひげの平山」にお邪魔した。生のホッピーを扱っている店は都内で40数軒あるらしいが、知っている店では池袋東口の「べったこ」、東十条「さいたま屋」、高田馬場「串カツえいちゃん」。行ったことはあるが置いてあったなんて気がつかなかった。
「ひげの平山」の店内は縦長で、右手にカウンター、左手にテーブル席、奥が座敷になっていて、サラリーマン、カップルで大賑わい。カウンター内にいる髭を生やしたお兄さんが、平山さんなのか?
「生ホッピー下さい」
これが生ホッピー400円。姿かたちは生ビール。一口、苦味は薄く、円やかな口当たり。
「これ旨い!」
「アタシ生ビールよりこっちの方が好きだわ」
と連れ。
つまみは「〆鯖」480円、ちょい〆過ぎ、ちょい塩辛い。
「ゴボウの唐揚げ」370円、若干衣が厚いかな、でも美味しい。
「焼き鳥」各105~130円。安いね。右端の「つくね」これチープだけど、ちゃんと手作りで好感が持てる味わい。
「カブの浅漬け」250円、これ美味し。
途中、連れが夏季限定「西瓜ハイボール」(ミキサー搾り)420円に切り替え、ちょい味見させてもらうとこれが爽やかで旨い。
ボクは日本酒の後「生トマトハイボール」(ミキサー搾り)420円を注文、これもさわやかでいいね。「カマンベールフライ」390円にピッタリの酒だ。
「しかしこの店、生が好きだね」
「ホントね」
「桜えび卵焼き」350円、はちょい見かけが悪いのは、桜えびがたっぷり入っていて、整形できないようなのだ、味は抜群によかった。
この店、なにか特別な風情のある店ではないけど、料理の値段、味わい、接客など非常にいい店。近所にあったら週2で通っちゃうね。
後で知ったが「元祖レモンハイ」の店だった。あぁ~レモンハイ飲んどきゃよかった。
〈店舗データ〉
【住所】東京都江東区住吉1–9–5 電話03–5624–0897
【営業】17時~24時
【休日】日
【アクセス】地下鉄半蔵門線・都営地下鉄新宿線「住吉駅」B2出口から徒歩5分