仙川「魔女のカレー」記憶の片隅に追いやられていた懐かしいインド風カレーライス、超旨し!


10数年前、東武東上線「成増駅」北口の横丁に「デイブレテク」というカレー屋があった。

確かカウンターのみの小さな店で、カレーはインド風情ですこぶる旨かった。成増にはパキスタンカレーの名店「サプナ」があり、人気を二分するんじゃないかと思われていたけど、僅か数年で突如姿を消した。同沿線のカレー屋の思い出を回想すれば「上板橋駅」川越街道沿いにも、御茶ノ水にかつてあった「インデラ舟」に似た味わいの「ひまわり」というカレー屋があったが、この店もどこかへ行ってしまった。

京王線「仙川駅」に野暮用があり、時間がありちょうど昼時だったので辺りを徘徊。

「そういえば『魔女のカレー』って変わったネーミングの店があったな

カレーマニアの間ではかなり有名な店だけど、恥ずかしながら一度も訪れたことがなかった。店内はカウンター8席、20代のお兄さんが一人で切り盛りしている。

メニューに「カレーラーメン」890円なんてのがあり、この日麺類がどうしても食べたかったので、

「カレーラーメンください。あれ、ハーフカレーもあるのか、じゃこれも一緒で」

カレー専門店でラーメンは珍しいね。登場したのがご覧のもの。

麺は平打の縮れ太麺、バラの焼豚の淵の香ばしい色合い、半身の茹で玉子にもやし、刻み海苔の出で立ち。スープをすすると「旨い!」サッパリとしながら深い旨み、半透明のツルツルモチモチの麺と相性よく、柔らかな焼豚も香ばしく美味。

カレーラーメンはどの店も物悲しい感じが拭いきれないんだけど、ここのカレーラーメンは確固としたメニューとして成立している。

そして「ハーフカレー」をいただくと「これもメチャ美味しいな~この味どこかで食べたような記憶があるけど…」バクバク食べ進みあっという間に完食。

「この店どのくらいやってるんですか?」

「今は2代目の息子さんで、隠居したお母さんが15年ぐらい前に始めたんですよ」

「そうですか」

「ここに来る前は成増でカレー屋やってたんです」

「えっ成増! ひょっとしてデイブレイク?」

「え! よくご存知で」

このカレー食べたことがあると思ってたら成増の「デイブレイク」とは、なんとも驚きだ。

「京王線のどこかに移転して店開いたらしいぜ」って。まえに友人から聞いていたのが蘇る。ずっと記憶の片隅に追いやられていたのだ。それで翌日もお邪魔して、「親子カレー」790円の4辛を注文した。

※福神漬けとラッキョを乗せていただくと、これもいい。

改めてカレーを味わうと、どのスパイスも突出せずバランスよく、深い旨みに彩られた日本オリジナルのインド風カレー。

どこか「デリー」の味わいにも似ていて、この4辛は「デリー」の「インドカレー」をホウフツとさせる。純インドカレーを作るのはさほど難しくはないけど、この手のカレーはかなり手間のかかる作業、玉ねぎの焙煎も長時間に及ぶはず。またスパイスの配合と入れるタイミングも難しいだろう。いずれにしても極めてレベルの高いカレーといっていい。遅ればせながらいい店に出合った。いや、再会したというべきだろう

〈店舗データ〉

【住所】東京都調布市仙川街11020 電話09043706947

【営業】11時30分~22時 土・日・祝も営業

【休日】木

【アクセス】京王線「仙川駅」から徒歩2分


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